2023.02.19 Sunday

新しいカメラ

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    2021年にキヤノン一式を売り払ってNikon Zfcを買い、いわゆる「フルサイズ」機が無くなりました。それから2年、まあ、フルサイズなんか無くたって写真は撮れるよと粋がっていたのですが。

    リタイヤして以降、収入が激減したので、お小遣いも大幅減額しました。ただ、その分飲みに行かなくなっているので何とかなっています。元々趣味以外にはお金を浪費するタイプではないので、少ないお小遣いをやりくりしながらやっています。その意味では、意外と貧乏のほうが楽しい事もありますね(笑)

    しかし、さすがに大きな買い物は出来なくなりました。なので、もうカメラを買ったりするのは諦めるしかないかなあと思っていたのですが・・・。

    ***

    リタイヤ後の断捨離の一環として、昔集めたトレーディングカードや書籍、CDなんかを処分しています。本やCDはブックオフで処分。お金にしたいという気持ちはありますが、ヤフオクなんかで売るのは面倒くさい。都心の専門店などに行けば高価で買い取りして貰える事もありますけど、交通費でトントンになったりします。お茶でも飲もうもんなら赤字になっちゃうかも。その点、歩いて行けるところにあるブックオフのほうが、買取金額は安いですが便利だし、余計な出費が絡まないので良いのです。
    それでも古いトレーディングカードなんかは遊戯王でもない限り引き取ってもらえません。そこで、野球カードの大半を一発勝負でヤフオクに出してみたところ、私の想定の倍以上の値段になってくれました。嬉しい誤算です。

    で、気になっていたカメラとレンズが買えてしまいました(笑)こういうあぶく銭は下手に貯蓄しようと思ったりすると、あっという間につまらない買い物をして目減りしてしまうので、一念発起して買いました。



    Nikon Z5 とNikkor Z 24-200mm のレンズキットです。何故かバラで買うより2万円くらい安い。残念ながらキャッシュバック期間は逃しましたが、まあ文句は言いません。

    ああ、またフルサイズに戻っちゃった(苦笑)

    重たいんですけど、ファインダーを覗いた感覚はZfcには無い快感があります。シャッターフィーリングなんかも良いですね。まあその辺は散々ヨドバシカメラの店頭で弄り倒して確認済ですが(笑)SDカードがダブルスロットなのも良いです。
    深度合成こそ出来ませんが、ネタとなるフォーカスシフト撮影が出来ます。それをPhotoshop等で合成すればよい。ただ、そのためだけにAdobeにお布施するのは片腹痛いので、フリーソフトでやってみようと思います。

    早速、試写に出かけました。その写真は↓こちらから。

    http://jumbow.blog51.fc2.com/blog-entry-274.html

    写真サイトを放置しまくっていたんで、これを機会にまた始めていきたいと思います。




     

    2023.02.09 Thursday

    EOS KISS 終了

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      キヤノンの初級機デジタルカメラにEOS R50が登場し、KISSの名前が付かなくなったことから、EOS KISSシリーズは30年の歴史に終焉を迎えるようだ。

      銀塩時代に登場したKISSは、デジタル時代になり、EOS KISS Dで一世を風靡する。
      だが、スペック的には当時のライバル機のひとつ、PENTAX *ist-Dに遠く及ばなかった。まあ、価格もかなり差があったから仕方ないとはいえ、物足りなさも随分感じたものだった。

      しかし、キヤノンというメーカーはえげつない。2年後に発表したDNはDの弱点をカバーした名機となった。800万画素のC-MOSと画像エンジンDIGIC II、7点AFに単三電池が使えるバッテリーパックなど、アクセサリーも充実した。





      私もDNをサブ機として買い、一昨年まで現役として使っていたくらいである。Webで閲覧する程度の写真なら、この程度のスペックで十分なのであった。

      キヤノンはデジタルカメラの新マウントとしてMマウントを開発、2012年にEOS Mを発表して小型化路線に食い込んでいく。マイクロフォーサーズが発表され、小型化に拍車が掛かっていた時代だ。

      マイクロフォーサーズと同等のボディサイズでAPS-Cの素子を持つMシリーズは、さすがキヤノンと感心させられる完成度の高いカメラで、その後KISSブランドもMマウント化された。この、KISS M は、丸っこいデザインが多いキヤノン機の中で、比較的四角いデザインで結構お気に入りだった。最後まで買うかどうか悩んだものだった。



      しかし、2018年、キヤノンはEFマウントを捨て、ミラーレス専用のRマウントに移行しEOS Rを発表する。この時はフルサイズのみで、以後ミラーレスはフルサイズのRシリーズとAPS-CのMシリーズが併売されていくのだと思っていた。

      だが昨年、APS-CのハイエンドモデルとしてEOS R7が登場してしまう。これによってMシリーズの存在価値が危ぶまれたが、今回のR50の登場、KISSのブランド消滅で、Mシリーズのディスコンは確定的となった。

      残念だが仕方ない。Mシリーズ良かったのになあ。

       

      KISSブランドの消滅も残念だ。KISS DN、長い間ありがとう、と言っておく。

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      3年半前、欧州旅行に備えて小さいカメラを買おうと思い、マイクロフォーサーズにするかEOS Mにするかで相当悩んだのだが、結局はレンズラインナップの充実度と上位機種への拡張性でマイクロフォーサーズにした。結果的に正解だったかな?

      昨年、15年以上使ってきたキヤノンを全て手放したのだが、試験的意味合いの強いRを買ってしまったのが敗因だったのかもしれない。年齢的にも大型サイズのカメラは辛くなっていて、APS-CのニコンZfcを買ったのだった。

      そのZfcにブラックボディが出るそうだが、特に黒だからといって購入するような事はない。同じ機種を2台持つのも何だかね。

      Z30に期待していたのだが、私の求める方向とは違うカメラが出てきたのでこれも見送った。

      もうしばらくカメラは要らないと思っている。まあ、先立つものも全然無いし、この先お金が溜まる事も考えにくいので、私のカメラ道楽もどうやら終わりになりそうな気配だ。



       

      2022.11.27 Sunday

      最強のカメラの傷隠し。

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        先日の旅行の際、カメラに傷を付けちゃいました。
        カメラバッグの中でレンズが当たって傷ついたようです。
        普段は必ずシリコンクロスで包んでおくんですが、迂闊でした。



        こういうのは萎えますね。パテ埋めして塗装する手もあるんですが、シルバーボディは銀の質感を合わせるのがとても難しい。
        そこで、こういう時には最強のアイテムを使います。



        じゃーん!100均で買ったペタペタシール!!(笑)
        中にスポンジが入っていて立体的になっています。
        いや、冗談じゃなくて本当にこれ凄いのよ。色々考えて、こんなのを貼ってみました。



        どうだー!(笑)普通にカメラのボタンみたいでしょ?偶然にも隣のAEロックボタンとほぼ同じ大きさなのが実に素晴らしく本物のボタンっぽいです。でも、これを押すと警笛が鳴るんでしょうか?(笑)

        小さな傷でガッカリしている方にお勧めの傷隠しです。




        2021.10.29 Friday

        Nikon Z9 発表

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          ニコンのフラッグシップカメラ、Z9が発表となった。




          価格は70万円くらいだそうで、とても手の出るものではない。
          でも、キャンペーンで当たるらしいので、積極的に参加することにした(笑)

          それはさておき、自分のカメラライフを振り返ってみると、いわゆるフラッグシップ機を買ったのは、大学時代にキヤノンの旧F−1を買ったのと、40代になってカメラ道楽が勃発して、最終ロットのペンタックスLXと、同じく最終ロットのニコンF3を買ったくらいである。

          いずれもモデルチェンジして後継機が出ているのに、敢えて旧式を買うという天邪鬼っぷりであった。LXもF3も、20年近く製造していたロングセラー商品で、その最終モデルを買ったという事になる。

          時代は既にAF機主流になっており、ニコンはF5、ペンタックスはMZ−Sという最上位機種が出ていたが、そんなものには目もくれなかった。

          若いころはAFというものを信用していなかったし、AFを必要とする被写体もそんなに撮っていなかったから、MF機で充分であった。あと、フラッグシップ機は重い、デカい。

          銀塩機では中級モデルのF90、F100を使っていたが、全く不満は無かった。F100は特に良い出来で、F5なんか要らないと思っていたものだった。

          ペンタックスが*ist-Dを発表して銀塩からデジタルに乗り換え、キヤノンがローコストフルサイズのデジタル一眼レフとして5Dを発売したのを機に、銀塩システム(レンズは除く)を全て処分してキヤノンに統一したのだった。

          その時も5Dであって、1Dは欲しいとも思わなかった。特殊な事情を除けば、アマチュアにフラッグシップ機など無用の長物なのである。まさに趣味のカメラというわけだ。

          そんなわけでZ9は凄いカメラのようだが、特に欲しいとは思わない。タダでくれるのなら喜んで貰うけれども(笑)

          ただ、これで間違いなく言えることは、ニコンも一眼レフのラインナップは完全にディスコンにしてミラーレスに注力していくことになるだろう、という事だ。

          その時、APS機をどうラインナップしていくかが興味の的と言える。
          SONYのα6600、キヤノンのM5、M6に相当するカメラをどう準備してくるかが、専らの興味の的である。値段と出来次第によっては検討に値するカメラを出して欲しいものだ。


           
          2021.10.10 Sunday

          新しいカメラ、最後のカメラ?

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            ひょっとしたら、私の最後のカメラになるかもしれないニコンZfcを買いました。

            最後ってのは大袈裟かもしれませんが、もう10万円以上もするカメラとかレンズとか、そう簡単に買えませんもんねえ。

            使わないものは売ると決めて、ほぼ2年くらい全然触っていなかったキヤノンのEOSシステム一式を処分したのが7月。その売上でニコンZfc買おうと決めていたのですが、昨今の半導体不足で全然生産が追い付かないようで、未だに注文から2カ月以上待たされるようです。

            ニコンとしては久々のヒット作とも言えるカメラなのに、玉不足で売れないっていうのは忸怩たる思いじゃないかと思います。弊社の製品も今年前半から全く生産できずに注文が入っても売れない状態。このままじゃ潰れますがな。

            少し前までは建築資材が手に入らず高騰していましたが、これからは金属素材も不足しそうです。全ての工業資源を輸入に頼るしかない日本では死活問題。そのうち衣料品なんかも入って来なくなる。食料品も無くなる。大変な事になる前にコロナをやっつけねばなりません。

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            それはさておき。

            キヤノンEOS Rは、とても試作機的な立場のカメラでした。Rのみで消えてしまったマルチファンクションバー。折角慣れたのにRPどころかR5、R6、R3にも付いてません。どうなってんのよ?

            RPに搭載された深度合成もRには付きませんでした。下位モデルより機能が無いってどういう事なのさ?

            そして決定的につまらないデザイン(個人の感想です)。Mシリーズが結構いい感じに纏まっているのに、Rは何だか中途半端な感じです。なで肩なのも、往年のEOS630とかを思い出しちゃって少し萎えます。

            そんな感じで、撮影していても全然楽しくないので、2年も触らない事になってしまいました。

            そんな時に登場したのがニコンZfcです。

            ニコンFE/FMに似せたオールドスタイルのミラーレスカメラ。ご丁寧にロゴまで旧書体です。一目で気に入ってしまいました。
            7月、発売直後に吉祥寺のヨドバシカメラで弄りまわして、さらに気に入りました。何と言っても軽い。もうこの年になると重たいカメラは嫌です。重たい大きなレンズももってのほか。その意味で、フルサイズはもういいやっていう感じになっちゃいました。

            最初はキヤノンMシリーズにする予定だったのですが、こんなカッコイイのがニコンから出たんじゃ鞍替えするしかありません。

            Zマウントはフランジバックが短いので、アダプターを買えば今持っているレンズは全部使えます。マイクロフォーサーズですら付けられます(笑)

            というわけで、ようやくZfcを入手しました。マイクロフォーサーズと平行して使っていこうと思います。




             
            2021.07.08 Thursday

            グッバイキヤノン

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              思うところあって、5Dの頃から15年間使ってきたキヤノンのカメラシステム一式を売却しました。

              コロナ禍が始まって1年半。その間、キヤノンのフルサイズは全く使わずに棚の肥やしになっていました。旅行に帯同するのは専らマイクロフォーサーズですし、模型撮るのはスマホで充分。

              となると、フルサイズのデカいカメラシステムを維持している理由が全くなくなりました。

              銀塩時代と違って、デジタルカメラはどんどん陳腐化していきます。所有時間に反比例して付加価値が下がってしまいます。使わないんなら売っちゃおう。



              という事で、奇麗さっぱり売ってしまいました。半分は次に予想されるパソコンの買い替え費用として貯めておきます。

              もう半分で、マイクロフォーサーズ用のレンズか、コンデジを買い替えるかな?と思っています。

              Zfcも魅力的ですが、ちょっと様子見。Zfcに行くならマイクロフォーサーズも売るしかないでしょう。2マウント所持するのは無理だし、そんなにカメラ使わないですし。

              一方で、模型撮影用のコンデジが古くなったので、買いなおしたいという気持ちもあり、そのあたりに投資しようかなと思っています。


               
              2021.04.15 Thursday

              日本カメラ休刊

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                カメラ雑誌の草分けのひとつ、日本カメラが休刊となってしまった。

                まあ、ここ10年以上カメラ雑誌というものを買うどころか読んでもいない私が言うのも何だが、役目が終わったのかな?という気がする。

                写真は、デジタルカメラが出てくる前は庶民が気軽に使うものではなかった。勿論、写ルンですみたいな商品があったし、コンパクトカメラは多くの人が持っていたと思う。

                しかし、フィルムを装填して写真を撮り、現像に出すという行為は誰でも行うものではなかった。

                友人たちと旅行に行くとき、全員がカメラを持っていたわけではない。写真を撮る人間は限られ、その人が撮影したものを後日みんなに回覧してチェックしてもらい、焼き増しをする、みたいな事をやっていたのだ。

                それが、デジタルカメラが登場し、携帯電話にカメラが取り付けられ「写メール」という形で誰でも簡単に写真が撮れるようになって激変した。

                今や、誰もがスマホで簡単に写真を撮ることができ、それを発表する場所もネットを中心にして世の中に溢れかえっている。

                そのために、まず専用のカメラを買う必要がなくなり、写真を写真展や雑誌で見る必要がなくなった。素人が簡単に写真を加工できるようになり、プロとの溝があっという間に埋まってしまった感じがする。

                インスタグラムなどで見る素人写真は玉石混交ではあるが、肥えた目で見てもいいなあと思う素人写真が山のようにある。勿論、技巧が無いから構図とかはデタラメだ。でも、そんな技巧を抜きにして良い写真が世の中に溢れかえっている。

                そういうものを見せられた時、果たして雑誌のグラビアがどれほどインパクトを与えられるのか、という点は正直疑問がある。

                カメラ雑誌は夏にヌード特集をやり、それが一番売れるという話を聞いたことがある。しかし、今の世の中ヌードなんざネットに溢れかえっている。固定のスチルどころか動画が山のようにあり、さらにはVRなどという仮想現実に近い見せ方をするものもある。

                そんなものがほとんど無料で見られる環境下で、わざわざヌード見たさにカメラ雑誌なんか買わないよね。

                唯一の常連顧客であるアマチュアカメラマンたちも、新製品のレビューは雑誌より価格COMを信用するようになってしまった。雑誌の提灯記事よりユーザーの生の声のほうが明らかに有用だからだ。もっとも、ユーザーの中にも提灯記事を書く信者が多いので、実際のところどっちがあてになるかは疑問だけれども。

                その昔、カメラ雑誌はかなり辛辣に新製品レビューをしていたものだが、いつのころからかメーカーとズブズブの関係になってしまい、提灯記事しか書かないようになってしまった。だから読んでも全然役に立たないし、面白くなくなってしまった。そうなると、マニアにも売れないという事になってしまう。

                そういう悪循環が重なって、カメラ雑誌は次々に廃刊となったのだろう。

                カメラというものが身近になり、誰でも写真を撮るようになった現在、逆にカメラ雑誌が不要になってしまったというのは何だかとても皮肉な気がする。

                2020年6月、アサヒカメラが休刊となり、今回、日本カメラも休刊となった。これで、一般向けカメラ雑誌はCAPAくらいしか残っていないという事になる。それも時間の問題かもしれないね。


                 
                2020.06.25 Thursday

                オリンパスとわたくし

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                  オリンパスがカメラ事業売却を正式に決定した。
                  以前から社長が経営体質改善云々と言っていたので、時間の問題だとは思っていたが、いざ発表となると衝撃的である。

                  売り渡すのはカメラ部門。商標も、PEN、OM-D、ZUIKOを譲渡するらしい。今後、経営体質改善を行ってどこまで縮小するかを検討するとの事だが、不採算部門はバッサリやるだろうから、いわゆるコンパクトデジカメは消滅するような気がする。

                  私とオリンパスとの付き合いは、初めて買ったカメラからスタートした。

                  小学校6年生の時、修学旅行に行くのでカメラを買って貰ったのが最初だ。それ以前に使っていたカメラと言えば、母親のお下がりのフジカEEとか二眼のリコーフレックス、懸賞で当たったトイカメラ程度のものであった。


                  最初に買って貰ったのは中古のオリンパスペンEE。中古でも5〜6千円したのではないだろうか。大卒初任給が4万円くらいの頃の5〜6千円だから、今の金額に換算すると中古で2〜3万円という感じだろうか。安い買い物ではない。

                  ハーフサイズなので36枚撮りフィルムを入れてしまうと、2年くらい入れっぱなしで現像できなかった。プリント代も高かったので、いつもベタ焼きだけにして、その中から2〜3枚だけ手札大に引き伸ばして貰った。

                  このカメラは今でも所有している。我が家で一番古いものかもしれない。ちなみに製造年は1961年なので、私と同い年のカメラだ。

                  次にオリンパスを買うのは大学生になってから。本格的にカメラを始めて、キヤノンの一眼レフを使っていたのだが、スナップ写真用に当時売り出し中のカプセルカメラ、オリンパスXA2を買ったのが、久しぶりのオリンパスという事になる。


                  このカメラは専用ストロボ付きで、ボディがそのままケースになるので使い勝手が良く、撮影旅行にはいつも帯同させていた。4年ほど使って壊れたので、その後はペンEEをひっぱり出して使っていたが、XA2の使い勝手の良さには敵わなかった。

                  就職してからは、カメラ趣味そのものを辞めてビデオが主体になっていたので、次にオリンパスを買ったのは90年前後、スキーのスナップ写真用という事で、IZM200を買ったのが10年ぶりのオリンパスという事になる。



                  何故このカメラにしたのかはまるで覚えていないが、スキーをしながらハンディカムで動画を撮影しつつ、懐に忍ばせたこいつでスナップ写真を撮っていた。これもスキーで酷使したので数年で壊れてしまった。次第にスキーにも行かなくなり、後継機種を買う事は無かった。

                  結婚してからカメラ趣味が再発し、色々買い揃えていったが、その中で中古のオリンパスペンFを買うことになる。完全な趣味カメラで、F、FT、FVの3機種とも揃えた。使いやすさでは最後のFVが良かったが、二重巻き上げのFにも愛着があった。



                  これらはデジタル移行に際して全て売却した。

                  以来15年近く、オリンパスとは無縁の生活をしてきたが、昨年のヨーロッパ旅行に備えてマイクロフォーサーズを買うことになり、そのうち1台がオリンパスペンFとなった。上記のペンFは銀塩だが、こちらのペンFはデジタルである。



                  旅行にはパナソニックのLUMIX GX7Mk3と、これを持って行った。どちらも個性的なカメラで、どっちが良いかと言われても困るが、ペンFはのんびり撮影するのに向いていると思う。

                  今後もマイクロフォーサーズは使っていきたいと思っているのだが、この売却騒動で、情勢は変わるかもしれない。

                  オリンパスには、数年前に八王子にある瑞光洞というオリンパスの私設博物館を訪れ、貴重な試作機などを拝見したが、あの施設はどうなっちゃうのかな?

                  残念だが仕方がない。まさかこんなに早くカメラメーカーが無くなっていくとはね。そのうちキヤノンしか残らなくなっちゃうのではないかと、少し心配である。


                  2019.02.12 Tuesday

                  EOS Rでライブ撮影(カスタマイズ編)

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                    先日、金属恵比須のライブをキヤノンの新型ミラーレスカメラ、EOS Rで撮影した。設定は全てデフォルトのままにしたのだが、これがどうにも具合が悪かった。

                    そこで、先日、あれこれ弄りながらボタンのカスタマイズを行ったので、それを紹介する。
                    ライブ撮影だけでなく、動体を撮影するスポーツ系カメラマンや、ファインダー見っぱなしで撮影するスタイル人には充分に参考になると思う。

                    【撮影結果のファインダー内表示を消す】

                    まず、撮影した後、ファインダー内に撮影画像が出てきてしまう。これ、要らんやろ?
                    ずっと一眼レフを使っていたので、ファインダー内に撮影済み画像が写るなんて事は無かったし、ライブやスポーツ撮影では邪魔もの以外の何ものでもない。

                    そこで、まずはこの機能を外す。撮影画像の確認時間を「切」に設定するだけだ。



                    しかしね、背面液晶には出てもいいのよ。何でEVFと背面液晶と、別々に設定できないのかね?改善を求めたいポイントのひとつである。要するに、DSLRと同じ使い勝手にしてよという話。

                    【AFフレームを自分で動かす】

                    次に、AF動作だが、今回EOS Rは、最大5655ポジションというAFフレーム(測距点5655ってこと?)を持っているので、従来のEOSシステムのように、測距点をグルグル動かしながらピント合わせをするというような事が無くなった。

                    だが、ライブ撮影では被写体が暗かったり、逆光が凄かったりして、瞳AFなどを使っても全く役に立たない状態であった。ならば、従来どおり、測距点を自由にグリグリ動かしたい。



                    例えば、この写真だと、まずAFを作動させると手前の譜面台にピントが合ってしまう。これは仕方ないことだ。それを、真ん中のベーシストに合わせたいと思ったら、まず自動AFフレーム解除ボタンを押して、それからダイヤルでポイントを動かすしかない。

                    被写体が中央だから、AFフレーム中央戻しのボタンを押してもいい。

                    ところで、自動AFフレーム解除ボタンは、下の画像の黄色矢印のところにある。これが使いづらいのなんの。



                    カメラをグリップした状態で、このボタンを押すのは困難だ。しかも、解除した後は、ダイヤルか十字キーでAFフレームを動かしていくのであるが、ファインダーを覗いたままで、自動AFフレーム解除ボタンを押してから十字キーに移動するのがかなり難しい。

                    では、どこならいいのか。

                    画像の赤矢印のQSETボタンである。ここにあれば、これを押してすぐに十字キーでAFフレームの移動が出来る。

                    例えば下の写真のように、ドラムを撮影しようとすると、ほとんどの場合、ドラム周囲に林立しているシンバルスタンドやバスドラム、録音用のマイクなどにピントが合ってしまう。ここから、演奏者の顔にAFフレームを持っていくためには、自動AF解除を行ってすぐに、十字キーでズリズリと測距点をずらしていくしかないのだ。



                    というワケで、SETボタンにAFフレームを割り当てる。余った自動AFフレーム解除ボタンには、AFフレーム中央戻しを割り当てた。

                    ひょっとしたら、中央戻しのほうをSETボタンに割り当てたほうが、使い勝手が良いかもしれない。このあたりは癖も関係するので、使いながら考えていくことにする。

                    【一旦フォーカスしたら、再フォーカスするのやめて!】

                    置きピンってやらないのかな?

                    まず、最初に測距しておいて、ピントを出す。で、撮影するときにもう一度追い込むんだが、望遠レンズだと追い込みが利かず、じわわわわ〜っとピントを外してピンぼけになったままフォーカスが戻ってこない事がある。これね、頭に来るんだよね。そこで無限に行くなボケナス!とカメラに怒鳴りたくなるんだよね。

                    どうやら社外品レンズとの相性が今ひとつで、望遠を使った時に、折角合っているピントをわざと外すような挙動が目立つのであった。社外品に嫌がらせしてんのかな?

                    マニュアルを読むと、酷いことが書いてある。




                    ・ピントが合った状態でも、シャッターボタンを半押しすると、もう一度ピント合わせが行われます。

                    これがイカンちゅーとるねん。

                    ・ワンショットAF時のレリーズ→レリーズ優先
                    ・AF測距不能時のレンズ動作→サーチ駆動しない

                    これである程度は、ピントが合わなくて彷徨うのを防御出来ると思われる。
                    とにかく、ピントが来てないとシャッター押せないのが一番困るのだ。

                    【コントロールリングはISO感度設定に】

                    ほとんど暗い場所での撮影になるので、絞り優先AEで開放にしている。
                    アダプタのコントロールリングを絞り値に設定していたが、実際に使うのはISO感度であった。
                    ISO感度は、マルチファンクションレバーに設定していたが、コントロールリングもISO感度設定にしてみた。


                    さて、どれくらい使い勝手が上がるかな?


                    2019.01.27 Sunday

                    ミラーレス一眼でライブ撮影の課題

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                      というわけで、昨日は久しぶりに金属恵比須のライブ撮影。場所は横浜・関内のベイジャングルというライブハウス。2年前にも使ったことがあるので、ある程度勝手は分っています。

                      EOS−Rの本格的なライブ撮影のデビュー戦でした。

                      写真の出来具合は写真ブログのほうを見て頂くとして、こちらでは使用感などのレポートを書いていきたいと思います。

                      レンズはアダプターを介してのEFマウントレンズとなります。その点ご容赦の程。

                      *************

                      【AF性能】

                      最速0.05秒が謳い文句のAF。確かに6Dと比べると格段に違う。ただ、レンズによってはかなり迷いもあった。撮影条件が厳しいので仕方ないが、社外品のズームなどでは従来とあまり変わらない感覚。

                      AFエリアも各段に増えたが、いざという時にAFポイントが簡単に動かせないという欠点が見つかった。現場で対処できず、シャッターチャンスを数回失う。ここは私の操作方法の問題か、カメラ側の問題か、もう少し調べる必要があるが、体感的に20年以上キヤノンカメラを使っているのに、操作法に迷うというのは頂けない。

                      瞳AFモードも使ってみたが、最初のほうは上手く使えていたが、被写体の動きが激しくなると全く使い物にならない(苦笑)
                      むしろそれが邪魔をしてシャッターが切れないなどの弊害も発生した。
                      まあ、撮影条件が悪いので仕方ないか。途中からスポットAFに替えてしまった。
                      タッチ&ドラッグAFでも試してみるか。

                      EV−6という低輝度合焦限界にも期待していたが、スモーク焚いてると関係ないのね(苦笑)ま、ライブはAFには過酷な環境だから仕方ないわー。

                      総合的に6Dと比べるとAF性能は向上したという判断。

                      【AE性能】

                      モロ逆光ピンスポットでAEを外すのは、まあ仕方ない。歩留り90%以上なので、条件を考えると合格点か。こちらも6Dとの比較では上々の結果だが、外すとき大きくアンダーになってしまうのは特性だろうか。オーバー時の補正を簡単にやりたいが、むしろLAW+JPEGで撮って加工したほうが簡単かな?

                      【EVF】

                      一番期待していた部分と不安だった部分。見え方については合格ラインだが、撮影後、ファインダー内に撮った画像を表示するのやめて(苦笑)
                      設定で変えられると思うんだが、何をどう弄ったのか分からなくなってしまった(笑)
                      マニュアル見ながら再設定の必要あり。

                      しかし、6Dのファインダー見ちゃうと差が歴然。よって、絵作りは6Dのほうが各段にやりやすかった。ここはEVFの課題でもあると思う。

                      【音と振動】

                      ミラー音及び振動が無いのは非常にありがたい。特に高感度撮影でISOを1段上げられると随分助かる。

                      【ISO感度】

                      Webサイト用として常用出来るのはISO16000まで。これは素晴らしい。

                      【総評】

                      AFにかなりの課題を感じた。これは若干意外な結果である。
                      むしろAFが売りではなかったか。純正Rレンズ使わないと真価は発揮できないという事だろうか。それだと困るんだけど。


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