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栃木女児殺害事件に思う
2005年、栃木県今市市で起こった女児殺害事件が、急転直下解決した。
まさかの犯人逮捕である。

この事件は物証が少なく、事件発生からすでに9年が経過しており、迷宮入りしたものと思っていたのだが、犯人を追い詰めた警察の途切れぬ努力に頭が下がるばかりだ。

だが、警察の記者会見は、まるで謝罪会見のようだった。9年も解決できなかったことに忸怩たる思いがあり、謝罪を行ってしまったのだろう。それはある程度理解できるが、もう少し胸を張っても良かったのではないだろうか。9年かかったにせよ、解決できたことは喜ばしい事実なのだから。

情報によると、この犯人は早期の段階でマークされていたが、とにかく物証がない。だが、別件の商標法違反容疑で逮捕された。2月に起訴され、現在公判中とのことだが、起訴勾留中に有希ちゃんの連れ去りへの関与を認める供述をしたようだ。その意味では、犯人は墓穴を掘ったんだなあ。

拘留中にどのような取調べがあったのかは定かではないが、マークしていた人物だとすると、別件逮捕的な流れの中で、自白したのは確かなようである。まず、犯人であることは間違いないと思われるが、取調べの内容次第では嫌な方向に進みそうな気がしないでもない。自ら話し出したというような情報もあるが、少なくとも自白の強要のようなことにならないことを望むばかりだ。

今後、動機の解明など難しい問題が残っているが、きちんと決着をつけて貰いたい。

 
| 【事件】 | 19:46 | comments(0)
ソフト開発者の一人として、今回のPC遠隔操作事件に思う事
まずは、このブログを読んで頂きたい。ちょっと長いのですが。

http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-715.html

このかたは一貫して片山容疑者擁護というか、検察バッシングを繰り返してきた人で、それは過去のブログを読めばわかります。主題が片山容疑者じゃなくて検察なんだよね。

私は逮捕時から片山容疑者が犯人だと思っていたので、この方とは真っ向から意見が食い違うんだけれども、それを書きたいのではありません。
このかたは作家というだけあって、なかなか文章のまとめ方も上手いし、内容についても非常に納得させられる文章なので、その部分についても批判するような事はないのです。

ただね、片山氏が無罪だと思った理由が緩いのね。
片山氏の意見を聞き、その内容を斟酌した上で無実と確信したんじゃなくて、検察のやり方に矛盾があるから冤罪ではないかと思ったわけですね。ここが甘い、というかマズい。

犯人擁護をするんなら、徹底的に犯人側の立場で考えるべきで、この方はそれをしていないから、おかしな方向に行っちゃったんだと思います。検察バッシングをしたいがために被疑者擁護をしたが、被疑者に裏切られたんで、余計に検察に八つ当たりしているという図式ですね。ちょっとみっともない。そこは真摯に反省すべきじゃないのかなあ?余程悔しかったんでしょうね。少し時間をかけて考え直したほうが良いと思いますが。

ただまあ、事件の本質を見るうえで、警察検察のやり方に無理があったのは事実なので、それを認識するという意味で良い文章だったのでご紹介する次第です。

つい最近、ごく個人的な話で、警察の努力で大きな犯罪になりかねなかった事件をスピード解決したという事があり、今は警察マンセーを唱えたい気分なので、この手の警察憎しの方々には異論を唱えたくなるんですが、それにしても最後で片山容疑者の身柄を確保できていなかったというのは大失態でしたね。

**

で、この事件を私なりに考えた時に、まず思ったのが「刑事コロンボ」だなあ、という事。

狡猾な犯人を追いつめるため、コロンボ警部は違反すれすれのトラップを仕掛け、犯人はまさにそれに引っかかって馬脚を露すのですが、まるっきりその通りのストーリーでした。どなたかが「映画を見ているようだ」と評されていましたが、私もそう思います。

そして多くのかたが騙された、「検察が決定的な動かぬ証拠を持っている」という情報が流れている中で、堂々としていられ、その証拠の開示に積極的、というのは常識では考えられず、だからこそ、(弁護団も私たちも)片山氏には本当に身に覚えがないのだと思った」(前述のブログから引用)という点。

ここが甘い。甘すぎますよ。こういう人、ざらにいますよ。
むしろ、犯人だからこそ堂々としていられたんじゃないでしょうか?つまり、検察が持っている決定的な動かぬ証拠など無いと分っているから。何故わかっているかといえば、彼が犯人だから、と、考えると合点がいくのではないでしょうか?
逆に言えば、もし冤罪だとすれば、「検察が決定的な動かぬ証拠を持っている」なんて話をされたら動揺しますよね。冤罪だ!と叫ぶのが正しい人間心理ではないでしょうか?

結局、当事者の立場で考えておらず、単に検察憎し、警察馬鹿だと思っているから、そういう誤解を生んでしまうんだと思います。

弁護士さんの事は分りませんが、通常、弁護士は彼が犯人であろうが無かろうが、そんなことはどうでもよくて、「真実は何か?」という事を主眼としています(そのはずです)。
仮に佐藤弁護士が、心情的には犯人だと思っていても、被告が無罪を主張するのなら、その立場に立たねばなりません。ただ、弁護士は真実を追求すべきなので、無罪が真実なのかどうかは知っておかねばなりません。実は黒でも無罪を主張したいという事がわかったとき、弁護士がどういう態度を取るべきかはケースバイケースだと思います。「疑わしきは罰せず」の法則に則り、証拠が無いなら無罪とするか、犯人を説得して事実を暴露するか。それは簡単に語れる問題ではないし、本題から逸れるので割愛しますが、弁護士ってのはそんなに簡単な仕事ではないという事です。
だからこそ、片山容疑者が真犯人だと分った今でも、弁護を続けるのは当然の事だし、それをバッシングするというのは間違っています。現に、容疑を全面的に認めて裁判をやり直すそうですから、佐藤弁護士のやっていることは全て正しいとすべきです。

**

で、やっと本題。

片山容疑者は元コンピュータ関係のプログラマだったそうで、いわゆる同業者なんだけれども、同業の立場で見ると、彼のような人は凄く多いのです。

自分の責任を認めようとしない。そもそも悪いとすら思っていない。証拠隠滅など平気でやる。場当たり的に、思い付きで失態を糊塗しようとするからすぐに馬脚を露す。
どうです?片山被告そのものでしょう?珍しくもなんともない。

しかも、遠隔操作事件を起こした時、ヤッターと思ったそうですが、これもプログラマにありがちな話ですね。プログラマは無から有を生み出します。そこに神を感じてしまう人が少なくない。そこに落ち込んでしまうともう戻れない。天才プログラマーは殆ど気違いです。紙一重じゃない、本当におかしい。
だから、設計者と開発者は分離しなければなりません。これがイコールになってしまうと、物凄いシステムが出来上がるけど、誰も使えないものになってしまったりします。

片山容疑者は、開発者側の人だったんでしょう。有能かどうかは分りませんが、遠隔操作ソフトを作れたのですから、そこそこの能力はあったんでしょうね。そこに神を見たかどうか知りませんが、何でも出来ると思っちゃった時点で、彼の不幸が始まったのかもしれません。

でも、ここからは想像ですが、彼はあくまでもプログラマだったのでしょう。いわゆるシステムエンジニアではなかった。自分で設計出来ないタイプの人。シナリオが書けないから、破綻するのです。

捕まっても罪を認めないなんてのは、プログラマにはざらにいます。そもそも自分の責任だと思ってないんだから、反省する必要すら感じてない。この事件に当てはめてみれば、おそらく、遠隔操縦されてしまうようなセキュリティホールを作っているほうが悪いと思っているんじゃないでしょうか。そんな感じがします。だから、逮捕されても平然としていられるんですね。良くいるんですよ、本人のミスなのに、客先に謝りに行ったときでも頭一つ下げないで、仕様を提示しなかった客が悪いとか言っちゃうヤツ。

罪を認めてからは、自らを「サイコパス」だと名乗ったそうです。ああ、ここでもまた責任逃れか。自分を異常者に仕立て上げて精神鑑定に持ち込み無罪にするという流れですね。無能なプログラマってそんな奴ばっかりなんですよ。いや、この業界、上から下までそんな奴ばっかりです。誰も責任取ろうなんてしない。ダレが悪い彼が悪い僕は悪くないクライアントの責任予算が足りない営業がだらしないetc・・・そんなの聞き飽きたんだよ。少しくらい責任持てよ。おっと冷静にならねば。

サイコパス発言だけでなく、携帯電話のメール偽装がバレて、死のうと思ったそうですが、これも、その場しのぎの責任逃れのブラフのような気がします。缶チューハイ5缶で死ねるなら、私なんぞとっくの昔に死んでるわ!!悉く、場当たり的で幼稚な発想ですね。

ま、精神鑑定で仮に無罪になったとしても、これから民事が待ち受けてるからね。刑事事件よりキツいよ。民事で裁かれるなんて思ってないんだろうなあ彼は。そしてまた、民事でも言い逃れをし続けるのでしょうか。

**

最後に、彼が逮捕された時、私が彼が犯人であると思った理由を書いて終わりにします。

もし、真犯人が別に居るのなら、彼が逮捕されて以後、こんなに長い間何も発言しないのはおかしいです。今までずっと、それをやり続けてきたのですから。真犯人が無言であればあるほど、彼が犯人だと考えるのが正しい筋でしょう。そうでなければ、5人の冤罪を暴露するはずがない。

ただ、唯一の可能性として片山氏を貶めようとする第三者がやった、という話ならば真犯人が名乗り出てこない理由になりえます。
片山氏は、その線で頑張れば良かったのにねえ。それが思いつかないという時点でシナリオを書くのには向いてなかったという事でしょう。

結果として、「保釈されてから真犯人がメールを出す」というのは、自作自演してますよ、と言いふらしてるようなものなので、これは本当に馬鹿なことをしたものだと思いましたね。8割がた勝ってるんだから、無言でいれば良かったものを。

そういう意味も含めて、「刑事コロンボ」的な事件だなあ、と思った次第です。

さらに言うならば、もし、片山容疑者が自殺していたら、この事件は「金田一耕助」的な事件になっていたでしょう。理詰めで追いつめても最後で犯人が自殺して終わってしまうという。そうならなくて良かったとは思います。

そんな感じを抱いた事件でしたが、片山容疑者に対しては怒りしか湧いてきません。
刑事はさておき、民事で徹底的にやられてしまえ。全プログラマの面汚しめ。同情の余地なし!

 
| 【事件】 | 09:37 | comments(1)
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