運転会
私はもう殆どHOゲージの車両は持っていないので、専ら保線係であったが(笑)、たいへん楽しいひと時を過ごすことができた。
リタイヤ後の身の振り方も人それぞれだが、子供たちも成人し、家を出て行き、みんな少しずつ余裕が出てきて模型を再開する時間が出来てきたという事だった。
終了後は近所の居酒屋で乾杯。間を置かないでまた再会しようという事になった。
日本最初のプラモデルの話
最近、某ブログの、日本最初のプラモデルの話を読んだ。色々理由はあるが、直リンクは貼らないでおく。おそらく検索すれば容易に辿り着けるであろう。
ドキュメンタリーとして、かなり秀逸な内容で、調査内容は必ず証拠や言質を取っており、想像で語っている部分が少ないのみならず、劇的な出会いもあり(多少盛ってる可能性はあるが)、読み物としても中々優れている。
wikiを書き換えたいくらいの内容なのであるが、個人ブログの内容は信憑性に欠けるとして、引用は許されない。ただ、読み出すと非常に長いので、ここで簡単に紹介させて貰いたい。
***
これまで、日本最初のプラモデルは「マルサン商会」の作った、「原子力潜水艦ノーチラス号」だと思われてきた。
しかし、実は、日本初のプラモデルを開発し、発売したのは株式会社日本プラスチックスであり、、その第一弾が、昭和31年10月頃に発売した「ゼロ戦」、第二弾がその翌年の昭和32年に発売した「原子力潜水艦ノーチラス号」だったというのである。
「ゼロ戦」の現物が残っておらず、日本プラスチックスという会社の存在が不明瞭だったため、この事実は長い間明らかにされていなかったようだ。
しかしながら、業界内部では事実として認知されていたようで、「日本模型新聞」に寄稿していた大阪の模型店店主、「火星人」さんが、その事実を早くから指摘していた。
筆者の調査により、日本プラスチックスという会社の存在を確認し、社長の浜田貞雄さんの存在、さらに、浜田さんのお兄さんの浜田亨さんがやっていた東京支店の存在と、その浜田亨さんのもう一つの会社、ハマライト研究所を突き止める。
ここで、「田宮模型の仕事」を穴のあくほど読んだ人なら、あっと言うに違いない。私はあっと叫んだ(笑)
田宮模型開始初期に、プラモデルが売れなくて窮地に陥った時、それを救ってくれたのが「ハマライト」という会社であった。「ハマライト」から借りた金型で作ったプラモデルで、タミヤは九死に一生を得ることが出来たのである。
そのハマライトが、日本初のプラモメーカー、日本プラスチックスの兄弟会社だったのだ!!
何という事実!何という偶然!これは凄い発見であった。
筆者はさらに日本プラスチックスの社長、浜田貞雄さんを追い、現在は甥が引き継いでいるというOS工業株式会社に辿り着く。
他方で、日本模型新聞に寄稿していた「火星人」さん、こと多田茂数さんにも辿り着いてしまう。
御年90歳の多田さんに巡り合い、「マルサン説を覆しなさい」と言われた筆者は、このブログを書き上げた、という事のようである。
劇的なのは、その数週間後、再度多田さんに連絡を取ろうとしたが電話が繋がらず、恐らく他界されたのではないかという事であった。運命的な出会いだったのだろう。
***
しかし、この手の話が好きな筆者としては、幾つかの異論を唱えたい。
まず、日本プラスチックスのゼロ戦は、本当に発売されたのか、という疑問だ。
実物が見つからず、仕入伝票のような証拠も見つからない今となっては、これを正とすることは現段階では難しい。
そして、マルサンのノーチラス号はレベルのコピー商品であり、純粋な国産プラモデルとしては、和工のダットサン1000とすべきと考えている。(和工は初期に流通ルートを持たずマルサンに委託していたので余計にややこしい話になっている)
この、和工のダットサンの出来が素晴らしいんですよ!!
私はやっぱりこれを嚆矢としたい、という思いがある。
その他、ニチモのソニー号(ベル47J)のほうが早かったのでは?という話もある。
実は非常にタイミングよく、「日本プラモデル六〇年史」という新書が発売されたばかりなのであった。その本には「日本最初のプラモデル」の話は、どう書かれているのだろうか。
三連休は、この本をじっくり読むことにしよう。
モデラー雑談。
雀鉄ブログに書こうと思いましたが、思う所あってこちらに。
最近、とあるブログで迷惑発言を繰り返している人が問題になりました。twitterでは、自称プロとかいう人に因縁を付けられた少年の話が流れてきました。それらの事に絡んで、最近思っている事を散文的に書いてみたいと思います。
私は以前、ある鉄道模型絡みのイベントで少し批判的な事を書いたら、キチガイに粘着されて嫌な思いをしたことがあります。
粘着質な人間は模型の世界にも多いのですが、自分から進んでそっち方面に足を突っ込まなければ何ということもありません。逆に、その意味でガチのスケールモデルは危険です。
フリーランスも所謂「架鉄」方面は超危険です。ほとんどキチガイの巣窟みたいな感じです。
ですから私は、気軽でトイ的なフリーランスを好むようになりました。余程の事が無い限りほとんど無害ですし、第三者が、そこに文句のつけようがありませんから。
プラモの世界なんかでも、ガチのスケールをやるとキチガイが沢山沸いて来ます。そういうのを相手にしているとキリがありません。
下手に「実物どおりに」修正したとか言うと、必ず違うと指摘する人が出てきたりしますのでね。
他人の作品にケチをつける人に限って、自分では全く模型を作らない人だったり、自称モデラーだったりすることが多いのですが、割と有名なモデラーでも、性格の悪い人も結構います。
自分に対してストイックすぎると、他人にもそれを求めたりします。
そういうのは普段からtweetを見ていると分かります。いつも誰かとケンカしてる人とか、他人の悪口ばかり言う人、横柄な態度を取ったり、口が悪かったりしています。そういう人とは、なるべく関わらないようにしたいので、数か月前にフォローの断捨離を行いました。
他人の作風を批判するのは勿論ですが、趣向にまで悪口を言うのは如何なものでしょう?金属マニアの人は、すぐにプラ製品を馬鹿にしたがります。工作派の人は完成品加工を馬鹿にします。作らず積んどくだけの人への批判も多いですね。何やろうが自由でしょ?あんたに言われる筋合いのもんじゃないよと思うのですが。
模型なんてどう作ろうと勝手。塗装なんかしなくてもいいじゃないですか。それで楽しいなら十分だと思います。ただし、上手くなりたいなら、それなりの勉強と努力が必要ですよね。そこをどう考えるかは、それこそ個人次第だと思います。
鉄道模型には少ないですが、プラモデルの世界ではコレクターに対する批判も多いです。買っても作らないで積んどく人への批判は良く目にします。まあ、積んでる人が偉いとは思いませんが、積まない人も偉いとも思いません。それこそ勝手でしょ?
わたしもコレクターの端くれなので、そこそこ積んでいます。しかし、それは作ろうと思って買っているのです。今買っておかないと買い逃すので買う、という事も多いです。しかし、それは作るからであって、利殖目当てとか、そういうわけではないです。集める楽しさは卒業しているので、そんな目的で買い揃えているわけではありません。
だから、製品がいつでも潤沢に店に並んでいる状態であれば、わざわざ買わないですよ。でも、今を逃すといつ再版されるか分からない、でもこれは絶対作りたい、だから買うという事は、そんなに忌避されることなのでしょうか。
若い人で、今は技術不足なので作れないけれど、いつか作ってみたいので、その目標に向かうために、敢えて難しいキットを買っておく、という考え方もあっていいと思います。目の前に飾って、自分がそのキットを上手く作れるようになるまで頑張る、その目標のための購入というのは、凄く良いことだと思いますが、如何でしょうか?
勿論、趣味趣向が変わって、買ったものでも、もう作らないだろうと思ったら、その時点で処分します。それも批判されちゃうのでしょうか?そこは納得いきませんねえ。
一方、技術向上を考えようともしない、安易な初心者が多いのも事実です。作ってみたけど、いきなり凄腕モデラーのようには作れませんよね。そこでキレちゃったり、模型なんて面白くないと思われてしまうのは悲しいですね。
でも、いかに稚拙な模型であったとしても、それが楽しかったのならば、その作品はとても良いものだと思います。出来栄えだけで判断してはいけないと思います。
ただ、他人に晒して評価を受けることで、次のステップに進める、という考え方もありますから、稚拙な作品だと思っても、どんどん世の中に発表していくべきだと思います。
批判は正当なものであれば、甘んじて受けるべきでしょう。しかし、世の中にはキチガイもいますので、全て真に受けていたら潰れます。その辺りが難しいですね。
初心者の人が色々質問されるとき、まず行って欲しいのは、聴く前に考えて欲しいという事です。意外とベテランでもこれを怠る人がいて、トラブルの元になったりします。まずは自分で考える。そこで答えが出ないか、複数の回答が出たとき、質問をしてみる。そういう考え方を基本にして模型工作を行うと良いのではないかと思います。
ですから、安易に答えが出てしまうような、初心者向けの工作紹介みたいなものは、諸刃の剣になり兼ねないとも思っています。ここいらへんのさじ加減は難しいですね。
最終的には「あくまでも自己責任」なのですが、ネット上の加工記事のマネしても同じにならなくて怒るというタイプの困ったちゃんがいるので、そういう人たちへの対策は、あらかじめ考えておいたほうがいいでしょう。
ここで微妙なのはメーカーへの批判ですが、それは建設的な意味でのものであればOKと思います。言いがかりみたいなものは控えるべきですね。
逆に、イベントへの批判は、もっと行って良いのではないかとも思います。未成熟なイベントは批判を受けることで成長する可能性もありますし。まあ、程度の問題ではあると思いますが。主催者側も批判全てに目を通せないでしょうし、色々な制約もありますから。
しかし、批判をするからには、それに対する反論も受け入れる必要があります。私はあるイベント批判をしたときは、それに対する覚悟が甘かったと思います。ネットで批判するならキチガイも受け入れねばなりません。そこは根性要るんですよね。面倒ならば批判しないほうが良いですが、言う以上はそれなりの覚悟は必要かと思います。この件ではいい勉強をしました。
他人のブログで言いたい放題書いてるような人も、出来れば敬遠したいです。そういうのは自分でブログを作ってやるべきです。そんな人に粘着され、ブログに色々書かれたほうの人に同情することしきりなのですが、そういう人を放置してしまうと、そのブログを敬遠する人も出て来ますので、目に余るようなら英断を以って切ることも重要かと思っています。
とりとめもない話になりましたが、最近、模型の世界で2つほど、気になる事件があったので、何となく自分の意見をまとめてみました。
トーマスガンダム始めました。
きかんしゃトーマスとガンダムのコラボレーション???
というか、ジャンクプラモの有効活用です。
お金かけずにゆるゆる楽しみたいと思います。
ガンダム全く知らないので、真面目なツッコミ禁止(笑)
トーマスガンダム
ミキシングビルドの罠(3) ガンダムを離れられるか。
さて、今やプラモデル業界を支えている重要なカテゴリーになっている機動戦士ガンダム。それと、ガンダム的なデザインを継承している数多のアニメ作品と、その模型たち。
これらガンプラをベースにミキシングビルドを行うと、それはどうしてもガンダムの派生にしかならないように思えてしまいます。勿論、ガンダムをベースにしたオリジナルストーリーを作るみたいな作業は、とても面白いと思いますので、それはそれで良いと思います。
ただ、オリジナルロボットとか、パワードスーツみたいなものを作ろうとしたときに、ガンダムをベースにしてしまうと、どうしてもガンダムにしかならないんだなあ。
それはなぜか。
ガンダムのフォルムが良くも悪くも独特だと思うわけです。
敵の丸っこいの(名前知らなくてすいません)も含めて、ガンダム系ロボットはスタイルが良い。足が長いんですね。そして、安定度を増すために足回りが太い。これは恐らく模型化を念頭に置いたデザインなんだと思います。そこを、そのまま踏襲するとガンダムっぽくなる。そこが罠だと思います。
ガンダムを等身大パワードスーツに見立てた時、中に入れる人はまず居ません。人間離れした骨格ですからね。敵の頭がでっかくて丸っこいのはそうでもない感じですが、ガンダムは8頭身で、スタイル良すぎです。そして、大人の事情っぽく思える安定感。太い足回りがそれを象徴します。人型ロボットでありながら、人間の基本骨格を大きく逸脱したスタイルが、ガンダムのベースなのだと思います。だから、そのフォルムをベースに外側だけ弄くっても、亜流にしかならない、という事でしょうか。
自分ロボットデザインを行う時、まず、ここを逆に意識してデザインすると、ガンダムを離れていくように思います。実際、そういうガンダムっぽくない、カッコいいロボットもたくさんあるようですね。(個人的にはシドニアの騎士の「継衛」が結構気に入っています。)
しかし、ミキシングビルドとなると、母体のフォルムを変えにくいので、そこからの発展性が見えにくくなる、という事なんでしょうか。だから、オリジナルロボットをミキシングビルドするときは、出来るだけガンダムのパーツを使わないほうが、ガンダムを離れたものになるんじゃないかと思うのですが。
考えすぎかな?
ミキシングビルドの罠(2) 本末転倒なのか
元々、説明書どおりに作ることをよしとしないタイプなので、適当なパーツを作って適当な模型を自由に作ることは大好きであった。
ミキシングビルドみたいな言葉が誕生するはるか昔、今から40年以上も前から、私はミキシングビルドをしてきた。
ゼロ戦のボディに他の機体の主翼をつけたりとか、色々な部品をくっつけて、オリジナル戦車を作っちゃうとか。
しかし、それらは基本的に余興であった。
基本的にはちゃんと作る。ただ、技量未熟で、上手く作れなかったり、パーツをなくしたりして完成出来なかった模型が出てくる。
それらを何とかしたいという欲求の中から、私のミキシングビルドは誕生してきた。
コンバーチブルキットを組むと、結構な部品が余る。それらの余り部品を適当に組み合わせて作るのが基本であった。
キットを丸々潰してミキシングビルドみたいなことをやるようになったのは、SF3Dオリジナルが流行ってからのことだ。刊行されたばかりのモデルグラフィックス誌に、オリジナル戦闘機のコンテストがあって、それに投稿するために市販キットを2種類買ってきて組み合わせたのが最初だったかもしれない。
折角のキットをそのまま作らず、ミキシングビルド用に潰してしまうのには、今でもちょっと抵抗がある。イメージどおりにならなかったものは潰してしまうから、とても勿体無いという気がしてしまう。だから、ミキシングビルドにはレアなモデルは使えない。
そもそも、余りものを組み合わせてオリジナルを作っちゃおうという感覚でスタートしているから、新品キットを使ってミキシングビルドを行うのは、本末転倒ではないかと思ってしまう部分がある。
その感覚はかなり長いことあった。キットを潰す罪悪感には今でも勝てないことがある。
だから、キットを潰して作る時は、あらかじめ出来上がりを想定する。そうしないで行き当たりばったりにすると、必ず失敗するからだ。失敗した模型はそのままジャンクになってしまう。ちゃんと作れずにジャンクにするのはキットに申し訳ない。
だが、完成した姿を想像してしまうと、意外と面白い発想にはならず、ありきたりのものしか作れなくなってしまう。それではちっとも面白くないんだな。
そこのバランスというか見極めが、とても難しい。
ミキシングビルドの罠(1) 横山宏と小林誠
ここ数年、ミキシングビルドという単語を良く見かけるようになりました。
ミキシングビルドとは、プラモデルの部品などを使って、そのまま組み立てずに全く違うオリジナルの模型を作ることです。
我々50代くらいのモデラーにとって、その嚆矢とも言えるのが、ホビージャパン誌に連載されていたSF3Dオリジナルという記事でした。架空の未来の世界での戦争のお話をモデル化したもので、原作はホビージャパン編集者の市村弘(梅本弘)氏だったそうですが、表面的には、イラストレーター兼モデラーとして活躍していた、横山宏氏の作品という認識がありました。
SF3Dオリジナルは、市販のプラモデルを上手く利用しながら、独特の模型を作っていて、その存在感は圧倒的でした。ヤクルトの空き瓶とか、意外なものをパーツとして使うことなども含めて、そのデザインや工作手法は、以後のモデラーに物凄く影響を与えます。
これらはプラモデル化され、日東化学からシリーズものとして販売されました。現在でも、マシーネンクリーガーと名を変えて、一部で根強い人気を誇っています。
一方、ほぼ同時期に、ホビージャパンのライバル誌であったモデルアート誌の増刊として発売された、ハイパーウエポンという本がありました。ここで、横山宏とは作風の異なる未来超兵器をフルスクラッチしていたのが、小林誠氏でした。
小林氏もSF3Dオリジナルの作品制作に関わっていた時期があるそうですが、ミキシングビルドといえば、このお二人がまず思い出されます。
というか、昨今、素人からセミプロっぽい人まで、様々なミキシングビルド作品を作り、自らのブログやtwitter、画像公開サイトなどに投稿されていますが、正直言って、ほとんど横山氏か小林氏の作品の亜流のようにしか見えません。もちろん、多くの作品が、このお二人の作品にインスパイアされていると思いますし、それを真似ることは良いことだと思うんですが、あまりにもそんなものばかりだと、お前さんたち、それでいいのかい?と思ってしまうのです。
お二人に敬意を表しつつ、違うものを模索している人が意外と少ない。超絶技巧のモデラーさんは多いし、デザインセンスのある方もたくさんいらっしゃいます。でも、亜流にしか見えないんだなあ。
それだけ、このお二人の作品が超越しているという事なんでしょうけれども、もう少し別のテイストを持った作品が出てきてもいいんじゃないのかな?と思ってしまうわけです。
私の見ている範囲はそんなに広くないので、もしかしたら、そういう方を存じ上げないだけなのかもしれません。
ミキシングビルドを楽しむんなら、影響は受けつつも自分のオリジナリティを模索する方向に進んで欲しいと思うんですがね。
などと超偉そうなことを書きつつ、さて、私の作品はどう作っていきますかねえ。出来るだけ、このお二方の作風には似せないようにしたいものですが。
模型接合会
諸般の事情で模型ブログには書かずにこちらに。
昨日は模型の接合会。接合会ってのは、各々が作ったモジュールを持ち寄って、繋げて大きなモジュールを作ることです。
一部問題があって周回は出来ませんでしたが、概ね良好。組み立て方に順序があるので、それを間違えないようにしませんと。
他の人の作品を見ると、沸々と制作意欲が湧いてきます。そういう意味でも、他人と交流するのは良いことですね。モチベーション上がります。
写真はお見せ出来ませんが、今回は裏側にも注目とだけ言っておきましょう。
他のみなさんより少し早く上がって帰宅。ライブ写真の整理を行う。1000枚以上あるとセレクトにも一苦労。風呂に入ってから定期業務(艦これとも言う)を1時間ほどやって就寝。
女ランボー
っていうか女コマンドーっていうかアマゾネスっていうか。そんなものが出来ました。
やっぱりマシンガン担いじゃう女の人は、こうじゃなくちゃねえ。
原型がイマイチなので模型もイマイチなんだが、それは今後の課題として。
イメージとしては、アバターに出てきた女パイロット(ミシェル・ロドリゲス)っぽい感じだと思っていただければかなり近いでしょう。ああいう女の人カッコいいよね。
戦車に女子高生を載せてしまうのは、どう贔屓目に考えてもキチガイとしか言いようがない。やっぱり俺には萌え路線はイマイチしっくり来ないぞ。
後ろの貨物単端のなれの果ては、もう少し色々ギミックが付いて熟成される予定。
祭を終えて・・・DMCのこと
第8回を迎えた軽便祭。DMCの顛末について、色々感じたことを加えて書いてみます。
まず、今回はDMCで参加しました。土工モジュールクラブと公式サイトに書かれていますが、そもそもDは土工なのだろうか?ドコー(ビル)ではないだろうか、などと個人的には思ったりしていますが(笑)
参加者のうち2名が、他の歴史あるクラブ会員なので、その活動を阻害するような事になっては申し訳ないという事も含めて、DMCはクラブと名乗ることを辞めました。CではなくPにして、プロジェクト的な意味合いにしようとか、1/48スケール啓蒙に引っ掛けて、DMP48と名乗ろうとか、色々わけのわからないことを検討中ですが、まあ、緩い集まりなわけです。1/48スケールでの地形表現、ストラクチャーや車輌も含めた表現を追及していこうという事だけが決まっていて、あとは2フィートだろうがニブロクだろうが、もしかしたらOn18や、さらに言ってしまえば、サブロクでも良いのかもしれません。
そもそもの発端は、今年の6月ごろに家元さんに誘われて、モジュールの規格を知り、手始めにペアハンのニチユ2tバテロコを改軌したところから始まります。その後しばらく間があいて、8月に召集が掛かり、家元のモジュールを元に打ち合わせが行われました。そこで、おおよその構成を決め、各自がモジュール作りに着手していきます。
<fig.1> 最初で最後のモジュール接合会での風景。バックにOさんの製作中モジュールを置くと、奥行きが物凄く広がり、新たな展示の可能性を感じさせました。でも、このとき誰もパワーパックを持ってこなかった(笑) 接合会なのに!!
従って、実質1ヶ月強で作り上げたモジュールという事になります。特に、今回一番人気だったIさんの車庫は、打ち合わせ当初から凄いものになりそうな予感がしていましたが、最終形は私の予想をはるか上に裏切る素晴らしいものになっていました。Oさんの樹木表現も素晴らしく、さすがNJの人たちは一味も二味も違うという感じがしました。
私のモジュールは、当初、河原の砂利取り風景を作る予定でした。砂利を取り、ガレ場と木橋を抜けてホッパーに到達し、そこからニブロク線に積み替えて、機関庫の脇をすり抜けていく、というストーリー仕立てになっていたのですが、600×450のスペースで砂利取り風景の再現を行うにはあまりにもスペースが無く、やむを得ず立山のスイッチバックを表現することになりました。
当初は一番下の段にはレールを敷かず、棚田を表現するつもりでいましたが、どうせなら全部レールを敷いてみようということで、ポイントの製作に入ります。しかし、トングレールとリードレールを作ったところで時間切れ決定。作りかけで出すのも気が引けたので、ままよとばかりにレールをひん曲げて、土砂崩れの風景を作ってみました。ところが、ここがウチのモジュールの一番の人気ポイントになるんですから、怪我の功名というべきでしょうか。
プラモデルの経験から、この手のジオラマを作るには、「ストーリー作り」が必要であると思っていましたので、それなりのお話を考えました。すなわち、「地震か台風で地盤が緩んだ所に車輌が入って脱線し、スイッチバックの一部が崩壊。所長さんとお役人の人が現場を訪れて途方に暮れている中、土工さんたちは黙々と片付けを開始している」という情景です。
ここをモジュールの一番手前に持ってきたのもポイントです。見せ場を最前面に配置するのはジオラマの常套手段ですが、期せずしてそのような構成になったのはラッキーでした。
目線を高くしての展示は、今回のポイントのひとつでもありましたが、車輌を走らせないという冒険も行いました。これはひとえに時間不足、モジュール接合の規格づくりの難しさなどもあったんですが、展示会場の我々のコーナーにコンセントがない(笑)などの副次的な都合もありました。一応配線もちゃんと行っていて、自動往復運転でもやりましょうかという話もあったのですけれど、パワーパックを持っていないメンバーとかもいて、あまり走らせることを重要視していなかったという事もあります。
車輌を走らせないジオラマにしたことで、逆にフォトジェニックだったのかもしれません。来場して頂いたお客様に、こぞってモジュールを撮影して頂き、これはこれでひとつの展示方法として、ありかな?とも思った次第です。ただし、やはり走らないことに物足りなさを感じていたお客様も少なくありませんでした。このあたりは次回に繋げていきたい反省点でもあります。
遠景と近景の作り分けにも若干のこだわりを持ちました。すなわち一番上の段の山は樹木も含めて小さめに作り、手前の木や土砂崩れの風景は若干大きめ(表現も含めて少しオーバー気味)に作ることで、遠近感とメリハリを出したつもりです。
他の人たちとのメールのやりとりに刺激を受けながら、休みは殆ど模型漬けだった一ヶ月間でした。振り返ってみると沢山の不満もありますが、他の強力なメンバーに引っ張られて、実力以上のものが作れたのではないかと思っています。その点は、メンバー全員に感謝しています。
それと最後に、文句も言わずに一ヶ月間、作業を暖かく見守ってくれた妻にも、最大級の感謝を述べておきたいと思います。
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