銀婚式
いやー、お互いよく頑張った、という感じです。
金婚式まで生きてられるかなー?
今週末に記念の旅行を計画しているのですが、晩御飯は常夜鍋にしました。
ブタバラ肉がうまい。牛肉は週末にたくさん食べる予定(笑)
お祝いのケーキはフルーツパーラータカノの「うるうショート」4年に1度しか食べられません。
4種類のイチゴを使っているそうです。1個千円もするんだよ。肉より高いじゃん(俗物的)
今年は色々体調に不安も出ていますが、何とか乗り切りたいところです。
そして銀婚式記念で、週末に久々の温泉旅行に行きます。去年は旅行に行けなかったので楽しみです。
老眼
元々近眼だったが、丁度良いくらいに老眼になっているので、日常生活は眼鏡なしでも全然困らない。
問題は模型工作と読書で、特に読書は辛さが増してきている。パソコン見過ぎなんだよね。一日の半分は仕事でパソコンに向かわざるを得ないので仕方ないが、それにしても視力の悪化は如何ともしがたい。
今使っている眼鏡は自動車運転用に遠視と乱視矯正の入ったものがあるほか、模型工作用に+1.5の老眼鏡(100円ショップで買った)を使っている。
ところがここに読書が加わるとさあ大変。老眼鏡では近すぎ、運転用では遠すぎる。丁度よい塩梅の眼鏡がもう一つ必要なのだが、老眼鏡というのは読書には向かない(自分の場合)。
なんかね、被写界深度が浅くなっちゃってピンポイントでしか焦点が合わないので凄く本が読みづらい。ならばまだ裸眼のほうがマシだ。
そこで、読書の時は老眼鏡を使わず裸眼で読むことが多いのだが、ここで困ったことが起きる。
私の読む本は基本的に文庫本で、しかも古いものを好んで読むから、本が古い。新刊は気に入った作家の本しか読まないから、それ以外の読書は全て古い文庫本だ。
中でも一番よく読むのは創元推理文庫なのだが、こいつが強烈に活字が小さい。
こんな小さいの読めないよ。しかも、この手の古い翻訳ものは古本屋にも出回らなくなってきている。特にブックオフあたりだと全然手に入らない。そういう古い文庫を扱う古本屋も激減してしまった。というわけで、最近は電子で買いなおしたりもするんだが、創元推理文庫で出てるような海外ものの推理小説なんて殆ど電子化されていない。八方ふさがりという感じになっている。
そうして、私の読書頻度はどんどん落ちていくんである。
テレビ局の罪
残念な事件が起きてしまった。
「セクシー田中さん」という漫画の作者である芦原妃名子さんが自殺した。
※本件について「セクシー田中さんの原作者」という書き方をしているメディアが散見されるが、それこそがこの問題の根本的部分ではないかと考えている。それはあくまでテレビドラマが主という考え方であり、それこそが本事件の問題の根深さを物語っている。
切っ掛けはこのマンガがテレビドラマ化された際に、作者の意向を無視して大幅な原作改変が行われ、折り合いがつかずに最終2話の脚本を原作者自らが執筆するという事態に陥り、その顛末を作者がTwitterで発表したことだった。
これに呼応して、改変を行った脚本家が当てこすりとも思えるような内容の投稿をインスタグラムに上げ、大炎上する切っ掛けとなってしまった。
※指摘を受けましたが、脚本家のほうが先だったようです。随分余計なことをしたのですね。
以後、作者と脚本家を無視したお定まりの騒動がSNSを中心にして繰り広げられる。
作者本人は「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と言い残し出奔。数日後急死するという悲劇となった。
おそらく作者はテレビ局ないし出版社から本件についてそれなりの叱責を受けている可能性がある。確かに軽率だったかもしれないが、言わずにいられないほどの事態だったのだ。そのことも彼女を追い詰める原因となってしまった可能性は否定できない。
***
私は、この事件にそのものについてどうこう言うつもりはない。どちらにも非はあったし、不幸なすれ違いが極端な結果を生むことになったと思うだけだ。ここで殊更に脚本家を個人攻撃するべきではないという事も理解できるが、世の中はそう簡単には許さないだろうと思う。今の世間はあらゆる問題に対して、厳罰を求める傾向が強すぎるきらいがある。
思うに、全てはテレビ局の罪なのだ。個人攻撃ではなく、安易にマンガや小説を原作としたドラマを使い捨てのように作り出す姿勢こそ問題視されるべきだろう。
原作つきドラマが悪いという事ではない、きちんと原作をリスペクトした上で作られた作品には良いものがたくさんある。最近では「岸部露伴シリーズ」「きのう何食べた?」「透明なゆりかご」「重版出来!」など、原作をリスペクトした上で、ドラマならではの改変を加え、良い作品に仕上がったと思う。
だから、決して原作どおりにつくる必要はない。だが、改変する以上は原作者の了解が必要であろうし、原作者が譲らない部分を勝手に変えてしまうのは言語道断と言わざるを得ない。
本件で問題だったのは、身勝手な改変を得意とする脚本家と、原作を大事にするストイックなマンガ家を安易に組み合わせてしまったプロデューサーの問題と言っていい。テレビ局には、なあなあで済ませる考え方がはびこっており、今回も放送しちゃえばこっちの勝ち程度に考えていたのではないだろうか。それはテレビ局の体質とも言える。
未だにテレビ局は「テレビが使ってやる」的な傲慢さを捨てられない。これは新聞が偉そうにしているのと全く同じ図式だ。世の中、既に新聞上等、テレビ上等では無くなっている。新聞もテレビも無くていい。実は誰も困らないのだ。それに気づかないテレビ局や新聞社がダメというだけの事なのだが、それこそがこんな悲劇を生んでしまったのだ。
かつてテレビドラマといえばオリジナル作品で名をはせ、優秀な脚本家を大量に排出していたはずであった。山田太一、向田邦子、倉本聰、小山内美恵子、市川森一、佐々木守。名前を挙げて行けばきりが無いほどたくさんの優秀な脚本家がいた。
しかし、テレビはそういう高名な脚本家に大金を叩いてオリジナル作品を書かせることを辞め、安易にマンガや小説で有名・人気になったものを採用して原作とし、テレビ局の都合が良いように改変できる再構成者を脚本家と称して使うようになってしまった。
本当にやる気があるのなら、テレビドラマは安易な原作付きばかり消費するのではなく、オリジナル作品が書ける新進気鋭の脚本家を登用してテレビオリジナルの作品を世に出し、その出来を世間に問うべきと思う。
だが、今のテレビ局にそんな立派な考えを持って仕事をするプロデューサーなど存在しないのではないか。この事件も喉元過ぎれば何とやらで、数か月もすればみんな忘れてしまい、また下らない原作改変の消耗品的作品ばかりが垂れ流されるのだろうと思っている。
ひとつだけ言えることは、マンガ原作のドラマ化に関しては、今後はかなりハードルが高くなるのではないかという事だ。流石にこんな事件が起こってしまえば、如何に鈍いマンガ家と言えどもそれくらいの自己防衛はするだろうし、自分の作品を安易に売り飛ばす漫画家がいるとすれば、それはそれまでの事だと思う。そんな作品が売れるとも思えないけれども。
令和六年能登半島地震に思う
発生当時、たまたま外出していたので揺れは全く感じなかったが、関東地区でも揺れを感じた人が結構いたらしい。映像を見ると物凄い烈震だったことがわかる。
今の私に何が出来るわけでもないので、ただひたすら被害が拡大しないことを祈るばかりだ。朝晩冷え込むしね。ご安全にとしか言いようがない。
こういう災害を目の当たりにすると、どうしても東日本大震災を思い出してしまう。あの時は会社から家まで42キロを歩いて帰ったが、もうそんな体力も気力も無い。どこかで暖を取りながら一夜を過ごすことになるだろうか。
42キロを歩いていた時に役立ったのはSNSだった。電話がダメ、メールもダメという中でtwitterだけは落ちずに情報発信・受信できる場所で随分助かった。噂によれば担当者の判断で日本向けサーバを緊急に増設したんだそうな。そういう機転はとてもありがたい。電話はともかくメールがダメというのには随分困ったから。
しかし、そんな中で、安全な場所から適当な事ばかり呟く著名人がいて、あろうことか他の反対意見者と激論を交わし始めた。今やることじゃないだろう!と憤ってその人のフォローを外した。今でもその人には良い印象はない。もうずっとフォローしてないから関係ないが、今回も下らない持論を垂れ流して喧嘩してるのだろうか。
励ましの言葉よりも平和なところからの日常ツイートのほうが安心したし、余計なお世話みたいな情報提供はほとんど無意味だった。今、欲しい情報は人によって異なる。そういうのは専門家のツイートに任せたほうがいい。私はこう思うとか、これが役立ったみたいな情報は一見有難いが、状況はそれぞれ違っているのだ。もちろん有益なコメントもあるが、一見親切に見えて、実はそうでもない助言も多い。まあ前回は自分も含めて津波体験なんてしたことない人ばかりだったからね。今回は東日本大震災の教訓を生かした報道や情報提供が多かったのは事実だと思う。
一方で、SNSの発達は余計な情報も取り入れる事になってしまった。時系列で並ばないタイムラインは実に分かりづらい。twitterはまだしも、Facebookやインスタグラムなんかまるで使えない。かつてのmixiには足あと機能というのがあって、存在確認に役立ったりしたものだが、そんなものもなくなってしまった。今のSNSは便利なようで、こういった災害時にはあまり役立たないツールになってきているのではないか。だったらSNSにしがみつくべきではないだろう。
だから我々は、被災地の方々の安全を祈りつつ、平常どおりの生活を続けていくべきなのだと考えている。
ゲンパツガー!なんて言ってるやつらは言語道断だ。一言言い添えておくが、今回の地震で今のところ柏崎を筆頭に大飯や美浜、高浜などの原発で津波による被害の報告はない。それって逆に安全性が証明されたことになるんじゃないの?
今こそ再稼働を早めるべきだと思うけどね。今、被災地で最も必要なインフラの一つが電力だと思うから。
雀坊の十大ニュース2023年版
緊縮ではなく、質素を楽しんでいきたいと考えています。なので、あんまりネタが無いです。
では、恒例の十大ニュース。
1.風呂のリフォーム。色々ありましたが新しくなって快適。
2.入院!おかげで4キロ痩せて2キロ戻しました。病気は完治。
3.今年は自分に影響を与えてくれた人がいっぱい死にました。そういう年回りなんでしょう。
4.カードコレクションを全て処分してカメラを買いました。もうカードは完全に辞めた。投資額はほぼ回収できたかな?
5.久々にイベント撮影。でもライブ撮影は腰に爆弾を抱えているのでもう無理かもしれません。
6.模型は一進一退。ただ年末になってかなり追い込めたのと、来年の目標が出来たのが良い点だったかな?
7.マンガ雑誌の定期購読を辞めました。でもWebマンガがあるのであんまり変わらんです。
8.わが大洋は後半戦尻すぼみ。去年みたいに後半追い上げないと全然面白くないですな。
9.Twitterに上げたつまんない写真が大バズり(笑)何が受けるかまるで分らんね。
10. 今年は旅行に行けませんでした。来年に向けて準備中。
実は年末にもう一つ大事件が勃発しているんですが(苦笑)、越年課題なので来年のニュースにします。
では、みなさま良いお年を!
日本人的政治活動
SNSなどでも、政治家の目に余る行いに対して批判的発言はするが、一般人の政治発言に同調したり反論するような行為は慎んでいる。だって不毛だから。
はなから聞く耳を持たない人と議論にはならないし、思想信条の違う人たちを忌み嫌うのも嫌だ。そういう気持ちになるだけで自分が情けなくなるが、こればかりは仕方ない。だからそういうものは出来るだけ見ないようにしている。
***
日本はバブル崩壊後、様々な失政によってどんどん国力を落としている。政治だけの責任ではない。我々国民もそれに加担した。だから今のだらしない、情けない状況に陥っている。
それを嘆いても仕方ないし、今からどうやって国力を回復していくかは、政治の問題だけではなく、経済や社会全体が関わっていかないと難しい問題だと思っている。
だが、今の日本人は全部他人のせいにする。
不景気なのは政治が悪い。経団連が悪い。日銀が愚かすぎる。じみんとーがー!!きょーさんとーがー!!
まあ批判はその通りなんだが、じゃあアンタは何かやったんか?という話でね。自分では何もしないのに声だけデカい人が多くなってねえか?と思ってしまう。私も何にもしないし、出来ないんだけどね。精々が何の効果もないデモ参加程度でしょう?たまには国家転覆のクーデターでも起こしてみなよと思わん事もないが、そんな胆力のある指導者は出てきそうもない。精々が安全なところから言いたい放題言うだけの「言うだけ番長」が関の山。本当に日本人は骨抜きになったね(自分のことは棚に上げる)。
一方で、とてもおかしな現象が頻発しているのが、今の政治の闇の深さを感じずにはいられない。
AV法案しかり、国立大学法人法しかり。
電動キックボードはどう考えても原付扱いにすべきなのに、ヘルメットすら被らなくて良いという。これ、絶対なんか変だよ。利権に絡んでこういう事をしているんじゃないのか?
再生エネルギーだってみんな利権だろ?そういうのがあからさまになっているのに、誰も指摘しないし、直そうともしない。全くもって変な国だよな。
一方で、カルト団体へのバッシングも妙だ。マスコミを含めて標的はほぼ統一協会のみ。顕正会やエホバの証人なんかも相当あくどいけれども、それらに対する言及は一切なしで統一協会だけが異常にバッシングされている。
まあ、やってることを考えればバッシングされて当然だが、その背後には共産党と朝日新聞の思惑が見え隠れしているからね。統一協会のバックに居る勝共連合を叩きたいだけなんだろう。どうやら赤報隊の連中って勝共連合の関係者だったみたいだし。でもなあ、これ宗教弾圧ギリギリだよ。憲法違反と言われても仕方ないレベルだ。どうしてもそこを考えてしまうので、モヤモヤが晴れない。
自民党の集団裏金問題に関しては言語道断なんだが、何故か野党からの追求が甘いような気がする。モリカケなんかよりも確実にやらかしてる事案なのに。自分達も大なり小なり似たようなことをやってるから、叩くと襤褸が出るってわけかい?どいつもこいつも小物ばかりで嫌になる。
どうしてこんなクズばかり国会議員になるかね。まあ、社会全体が自分さえ良ければあとはどうなってもいいという風潮だから仕方ないのかもしれないし、かくいう自分でさえ、あと20年くらい何とかなればそのあとはどうでもいいと正直思っているのが情けない。子供がいるわけじゃないしね。あと20年くらいの人生だと思うので、その間多少不満はあっても普通に生きられればそれでいいやと思ってしまうのだ。もうリタイヤ組だからね。社会を良くしようなんて今更思わないもんね。情けないけれどもそれが本音だ。
***
それはさておき。前置きが長すぎた。(前置きだったのかよ)
学生時代の友人が議員に立候補することになった。特に党派性みたいなものはない無所属立候補のようだが、一応自民党からの推薦は受けられるらしい。私自身、前述のように、もう波風立てずに余生を暮らしたいと思っているのに、今から政治家になるっていう気合と活力は凄いなあと思った。どこからそんな力が湧いてくるのかねえ?
で、同窓会メンバーを中心にして〇〇君を応援しようみたいな流れのDMがちらほらと目につくようになった。私は地元を離れてしまい、親戚も地元には居ないので協力のしようがない。それに、単に「同級生だから」という理由だけで応援するのは何か変だなと思った。
先日の同窓会で彼とは直接話をして、その意気込みとかを聞いて悪くはないなと思ってはいるが、所詮門外漢である。そこに住んでいない人間なのだから応援は勿論、支持者を増やすような活動もすべきではないと考えた。国会議員なら多少話は別になるが、それでも全国区でない限り私に選択権は無いのだし、そういうのは地元メンバーだけで盛り上げていくしかないだろう。
一昨日、その応援メンバーから新年会を兼ねて決起集会をやるので是非ご出席を、という案内が来た。まあ、新年会なら喜んで行くが、決起集会を兼ねるとなると少し違う。
それって政治活動じゃんね。同窓会にそういうの持ち込んで欲しくないなあ。
と思ってたら同じような事を感じた人がいて、その人から苦言のメールが来た。悪気があってのことではないので仕切り直ししようという事で落ち着いたが、まあ何とも日本人らしい話だなあと思ったよ。
ちなみに私は理由がどうあれ、同窓会と決起会は完全に目的が違うので、今回は欠席にさせてもらう事にした。ま、いずれにしても年始は(ロマ弁とかで)忙しいからね。
小田急ロマンスカーのこと
小田急のロマンスカー、VSEが昨日最後の走行をしたそうだ。
VSEには何回乗ったかな?主にロマ弁で乗ったと思う。あとは仕事絡みで1回かな?
最後に乗ったのは一昨年のロマ弁か。屋根が高くて乗り心地は良かったけど、網棚のスペースが少し狭かったかな?
新進気鋭の白いロマンスカーだったが、構造的な問題で不具合が多かったのと、ホームドアに合致しないドア間隔だったので登場18年で廃車という短い運用であった。
元々VSEは、バリアフリー対応できないハイデッカーのHiSE車の置き換え用だったわけで、それがホームドアに対応できないという理由で引退が早まったというのは皮肉としか思えない。
HiSEには、その後都落ちした長野電鉄でも乗っている。
それはさておき、小田急ロマンスカーというのは私にとってかなり特殊な特急電車であった。古くは東京へ出かけた帰りに「ちょっと豪華に帰る」ための電車であり、その後小田急沿線住まいになると、「飲んだ後にゆっくりと座って帰る」という、今で言うライナー号の先駆けみたいな使い方をしていたものだった。
結婚して多摩に引っ越してからは用がなくなったが、20年ほど前から飲み仲間で始めた「ロマ弁」が1年に1回必ず乗る小田急ロマンスカーになっていた。
ロマンスカーで一番乗ったのはLSEかなあ?
藤沢市に住んでいた頃は、専ら使用するのは「えのしま号」。飲んだ帰りに使っていたのはだいたい「さがみ号」で町田下車。そこから各停で最寄り駅まで行くパターン。
箱根旅行には自家用車で行くことが普通だったから、意外にも箱根湯本までロマンスカーで行った記憶は子供のころには数回しかない。箱根行きにロマンスカーを使うようになったのは、ロマ弁が始まってから定番化した乗り方であった。
ロマンスカーの「鬼っ子」にRSEというのがいる。JR御殿場線乗り入れ用のロマンスカーでRSEと呼ばれた。これにも1回だけ乗車出来た。JRが作った371系というロマンスカーもどきもあったが、こちらには乗ったことがない。
子供のころのロマンスカーと言えばSE車。「オバQのドロンパ」みたいなツラガマエが何ともユニークな電車であった。NSE登場後に短縮改造され、ヘッドマークをつけて「ゴン太くん」のような顔になってしまった。
SE車が花形だったころ、ロマンスカーには「走る喫茶室」という触れ込みでキャビンアテンダントのお姉さんが搭乗していた。1車両に1名乗務しているという物凄いサービスで、11両編成だったから1列車に11人乗っていたことになる。採算取れなかったんじゃないかと思うが、日東紅茶の宣伝広告には大いに役立ったのだろう。
おしぼりとメニューを貰って紅茶とサンドイッチを頼む。これが激烈に美味かった。
降りるときには手動のドアをアテンダントさんが開けて、ドア横に立ってお辞儀をしてくれる。まさに優等列車に相応しいサービスなのであった。
NSEが登場して、日東紅茶に加えて森永エンゼルも営業するようになった。NSEが日東紅茶でSE車が森永だったように記憶している。「えのしま号」ではSE車の運用に当たることが多く、森永エンゼルではココアが絶品であった。普段、ココアなんか絶対に飲まないのに、ロマンスカーに乗る時は積極的に頼んでいたのはどういう了見だろうか。
80年代に放送された山田太一のドラマ「思い出づくり。」では、古手川祐子が小田急ロマンスカーのアテンダントを演じたこともあった。裏番組が「北の国から」だったので我が家では北の国からを見ていたように思うが、視聴率では健闘していたようである。
利用者の減少によって走る喫茶室は90年代には消滅してしまったが、VSEの登場とともにシートサービスが復活した。ロマ弁でも大いに活用させて貰ったが、それも長くは続かず10年ほど前に終了している。
今でこそ、ロマンスカーという名前にはピンと来ない人が多いようだが、登場時には「新婚旅行で箱根に行く」という事がごく一般的に行われていたので、そういったハネムーン客が一定数居たのである。だからこその「ロマンスカー」なのであった。
来年も年明け早々「ロマ弁」をやる予定にしている。今度乗るのは赤いロマンスカーGSEかな?
大阪万博の思い出
何やら非常にキナ臭い感じになってきている今の大阪万博ではなく、「1970年のこんにちは」のほうの万博の話です。今から半世紀以上も前の話になっちゃった。
***
万博会場のすぐ近く、阪急千里線に臨時駅として開業した万国博西口駅(現在の阪急山田駅)のそばに親戚の家があり、ここを拠点として3泊4日で万博を見に行った。
私は当時小学3年生。親戚は祖母の従兄妹という、私から見ればかなり遠縁の人だったが、祖母と二人で歓待を受けた。今のように簡単に東京から大阪に行けるような時代ではなかったからね。その後も大阪の親戚との交流は続いたが、流石に祖母が亡くなってからは疎遠になってしまった。
私は東海道新幹線に乗るのは初めて。祖母は開業直後に乗ったそうで(そういうの大好きな、物見高い江戸っ子だった(笑)搭乗客1万人だか10万人だかの達成記念の絵葉書を貰って帰ってきたらしい。当時私は3歳くらいなので何も覚えていない。だいたい、万博に行きたいと言い出したのも祖母であった)物凄く混雑していた記憶がある。さらに混雑していた食堂車ではカレーを食べた。今思えばレトルト味なんだけど、美味いと思ったねえ。そうそう、その20年後に0系食堂車が廃止なる直前にもカレーを食べたっけ。0系食堂車といえば私にはカレーショップであった。
新大阪で下車し、地下鉄で西中島南方へ。白っぽい電車だった記憶(おそらく30系)もう大阪地下鉄の1000系は廃止になっていたかもしれない。
そこから阪急に乗って豊津へ。駅前の踏切の脇のビルに親戚の会社があり、まずはそこに行った。祖母が親戚と話をしている間、私は踏切を通過していく阪急電車に夢中になっていた(笑)まだ戦前の名車であるP−6が頑張っていて、メインは700と1300系だったかな?新鋭の2300系には目もくれず、P−6や700、1300、1600あたりを見ていた記憶。当時から渋好みではあった。形式は後から調べたので間違っているかもしれない。
残念ながら、小学校3年生だからカメラなんか使わせてもらえず、写真は1枚もない。
そこから万博西口駅に行き、親戚の家に泊まる。翌日から万博だ。歩いて行ける程近くて重宝した。
並ぶのが大嫌いだった祖母(私もその血を引いている)は、行列している日本館、アメリカ館、ソ連館などには見向きもせず、東南アジアやアフリカの空いているパビリオンを中心に見て回った。
スタンプ帳があり、パビリオン毎にスタンプが押せるようになっている。そこで私はマイナーパビリオンを見て回りスタンプを押しまくった。後日、万博に行った友人とスタンプ帳を見せあったが、スタンプの数では私がダントツであった(笑)
当時、隣に住んでいた10歳以上年上のお姉さんが、アフリカのコートジボアール(象牙海岸)館でコンパニオンをしていたので、そこにも行った。コーヒーショップでコーヒーを飲んだが、小学3年生のおこちゃまにはコーヒーの味など苦いだけであった。
有名どころでは「みどり館」のアストロラマを見た。ここだけはちょっと並んだと思う。
親戚は住友系の仕事をしていたようで、コネを使って「住友童話館」は裏口から入った。「へえ、並ばないでも入れるんだ」と思ったね。人生初めての裏口入館である(笑)
お昼ご飯は、ビルマ館でカレー(またカレー)を食べたのだが、シャバシャバな透明のカレーで物凄く辛くて閉口した。3日目のお昼は何を食べたのか覚えていない。サンドイッチみたいなものを食べたような記憶がある。
電飾が奇麗なスイス館、豚の「かやり」みたいなガス・パビリオンと、その中で展示されていた巨大なミロの壁画も強烈な印象がある。祖母が嫌がったのでダイダラザウルス(ジェットコースター)には乗らなかったが、その前に展示されていたクラウス17号をじっくりと鑑賞した。まさかその4年後に大井川で再会するとは思わなかった。
あとは太陽の塔の中にも入ったっけ。今は中には入れないのかな?中には生命の木というのがあって、それを見ながら階段を登っていく。
香港館のレストランでバイキングの夕食を食べたのだが、子供には本場の味(特に八角)が合わなくて、焼きそばと肉まんばかり食べていた。翌日は親戚の家で夕食を頂いた。
会場を周回していたモノレールにも勿論乗った。モノレールでは、万博のほか、ドリーム交通、船橋ヘルスセンターと、結構レアものに乗っているのだ。
あと印象的だったのは万国博美術館。現代絵画とか今でも苦手なのはあの時の強烈な印象があったからかもしれない。だって一面を赤で塗った何も絵の描かれていないキャンパスが飾ってあるだけとか、小学生には意味分からないよ。
こうして3泊4日で万博を楽しんだのだが、帰りをどうしたのか全く記憶がない。多分新幹線で帰ったと思うのだが。
万博に行ったときのスタンプ帳とか会場マップ、パンフレットなど数年前まで残っていたが、みんな処分してしまった。太陽の塔の置物とかも買ったが、早々に壊してしまったように思う。あれは貯金箱だったかな?
***
70年EXPOは高度成長期という、日本がイケイケ状態で、大きい事は良いことだなんて言ってた時代だから出来たこと。今のように不況続きで閉塞感だらけの社会で万博なんかやったって盛り上がるはずもなし。今ならまだ引き返せるぞ。辞めたほうがいいね。
恐るべき情報漏洩
なのに、先日私のFacebookの友達候補に姪の名前と画像が出てきた。ごく一般的な名前なので別人かと思ったが、写真は明らかに姪である。ちょっと背筋が寒くなった。
Facebookでも本名は使っていない。プライベートに関わる話は一切書いていない。なのに何故、姪が出てくるのか?
可能性はただ一つ。他のメールやアプリのデータを盗んでいるのだ。Gmailでは本名を使っているアドレスを持っているし、一番怪しいのはLINEである。
LINEはセキュリティの面で心配があるので常用していないが、妹との連絡用としてやむなく使っている。そこから導き出されているのだろう。妹のアドレスを経由して、姪を探し出したのだ。
LINEをやる前はGmailで妹とやり取りしているから、そこから紐づけている可能性もある。
どちらにしろ、Facebookはそういう他のアプリの情報を盗み取って利用しているのだ。
盗み取ってというのは語弊があるかもしれない。そういうビッグデータを再利用しますよ、書き込んだデータは集計で使いますよと書かれたプライバシー設定に同意して使っているのだから、使うほうの問題なのである。だからこそ、本名を公表していないのだが、こうも色々なアプリからデータ収集されてビッグデーターに流されてしまうと、迂闊にクレカ情報とかを登録するのは危険だなと思う。
他のSNSも似たようなものだろう。だから個人情報を安易にSNS上に晒すのは控えるべきと考えている。
デジタルタトゥーと言われているくらい、一度ネットに上げた情報は消せなくなってしまうことがある。だからこそ、プライベートな情報の管理は慎重にすべきと思う。
だから、迂闊にSNSなどで、出会い系のスパムが止まらないなどと書いてはいけない。そういう人は大なり小なりそういう所を見ている可能性が高いという情報が集まっているからだ。そういうものに全然興味のない私のTLには殆ど出てこないからね(笑)
同窓会
高校や大学と違って、中学の同窓会ともなると色々な人がいる。
もう60を過ぎているので、起業して田舎に帰った人や、未だに第一線で働いている人もいるかと思えば、完全リタイヤして好々爺となってしまった人もいた。
既に鬼籍に入ってしまった人も居たが、それ以外はおおむね元気。まあ、元気じゃないと出てこれないというのはあったかもしれないが。
顔も名前も覚えていない人が半分くらいだったが、話をしているうちにだんだん思い出してくる。心身共にリフレッシュという意味ではとても良い同窓会であった。
卒業以来、47年ぶりという人も多くて、懐かしい話であっという間に時間が過ぎていった。幹事諸氏は、同窓生探しで奮闘したらしい。私も細い糸の繋がりから偶然見つけてもらったクチだ。その努力に感謝しておきたい。
今年の忘年会出席を約束して解散となった。良い同窓会でした。
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