2017.03.06 Monday
一流のコレクターとは?
twitterで、こんな話が流れて来た。
「コレクションを飾っておけるうちは二流」
ミニカーやブリキの玩具コレクションで有名なK氏の言葉らしいが、出自がハッキリしないので、果たして彼が本当にこんなことを言ったのかは分からない。
これが、飾れない程持っていてこそ一流という意味だとするなら、それは違うと思う。一流二流ってのは量で決めるものではない。
一流とは、その世界で一番数多く所有しているコレクターを意味するものではないと思う。数は少なくても一流のコレクションをしている人はたくさんいる。
例えば玉石混交で、良いものも悪いものも手当たり次第に集めるような人はコレクターとは言わない。そういうのはアキュムレータ−と言うのだ。「蓄える人」という意味の言葉で、まあ差別用語である。
何をもって一流とするかは、コレクションするモノによっても違うと思うが、数でないことは確かだ。そのコレクションの客観的価値でもない。世間ではゴミでも、集めている人には立派な収取物となるものもある。
個人的見解を述べるとすれば、一流のコレクターには3つの要素があると思う。
1)「コレクションに対して、自分なりのルールや制限をきちんと決めている。」
ただ単に集めるだけでは意味がない。何かの縛りが無い限り、あるものを買うだけだ。それはコレクションとしては全く面白くないものになる。金さえあれば揃っちゃうようなものを集めても意味がない。
2)「分類・整理がきっちり出来ている」
これはケースバイケースだが、集めたものを分類したり整理したりしないタイプの人のコレクションは、見ても面白くないものが多い。整理ってのは綺麗に並べておくことではないよ。
3)「出来るだけ無駄なお金をかけない」
安く買えるものを高く買わない。これ重要。ヤフオクなどで、熱くなって定価の何十倍にもハネ上げちゃうのを何度も見ているけど、そういう人のコレクションは、見ても面白くない。
これらをバランスよく実践できている人の事を言うのではないかと思っている。
コレクションというのは、買い揃えるものが多いので、どうしても資金力がものを言う場合が多い。
そして、モノが溜まっていくので、それを収めておく場所も必要になってくる。
その、アンチテーゼ的な考え方として、エアコレクションというようなものもあるが、一般的にコレクターは財力が無いと厳しい面があるのは事実だ。
だからこそ、なるべくお金を掛けないで集める努力が必要なのだし、集めたものを分析し、管理し、モノに対して最大の敬意を払う。そういう人が一流だと思うし、我々はそこを目指すべきだと思う。
集めたものを、ただ仕舞っておく、というのもコレクション的には如何なものかと思う。
私のように、集める行為そのものに魅力を感じるタイプは別として、集めたものを眺めることに快感を感じるのであれば、集めたものは全て飾るべきだ。そう出来ないのは収納スペースの問題だけなのであって、要するに、自分の箱に収まり切れないだけモノを集めてしまったという、ある意味バランスの悪いコレクションをやっている、という事になるのではないかと思っている。それは決して一流のやり方とは言えない。
「家に飾れないんなら、専用の博物館を建てればいいじゃない」
と、思ったりする。一流を名乗るんなら、それくらい出来ないとね。
その意味で、前述の、
「コレクションを飾っておけるうちは二流」
という言葉に対しては、
「コレクションを全て飾っておく場所が確保できないうちは二流」
という皮肉で返したい。
「コレクションを飾っておけるうちは二流」
ミニカーやブリキの玩具コレクションで有名なK氏の言葉らしいが、出自がハッキリしないので、果たして彼が本当にこんなことを言ったのかは分からない。
これが、飾れない程持っていてこそ一流という意味だとするなら、それは違うと思う。一流二流ってのは量で決めるものではない。
一流とは、その世界で一番数多く所有しているコレクターを意味するものではないと思う。数は少なくても一流のコレクションをしている人はたくさんいる。
例えば玉石混交で、良いものも悪いものも手当たり次第に集めるような人はコレクターとは言わない。そういうのはアキュムレータ−と言うのだ。「蓄える人」という意味の言葉で、まあ差別用語である。
何をもって一流とするかは、コレクションするモノによっても違うと思うが、数でないことは確かだ。そのコレクションの客観的価値でもない。世間ではゴミでも、集めている人には立派な収取物となるものもある。
個人的見解を述べるとすれば、一流のコレクターには3つの要素があると思う。
1)「コレクションに対して、自分なりのルールや制限をきちんと決めている。」
ただ単に集めるだけでは意味がない。何かの縛りが無い限り、あるものを買うだけだ。それはコレクションとしては全く面白くないものになる。金さえあれば揃っちゃうようなものを集めても意味がない。
2)「分類・整理がきっちり出来ている」
これはケースバイケースだが、集めたものを分類したり整理したりしないタイプの人のコレクションは、見ても面白くないものが多い。整理ってのは綺麗に並べておくことではないよ。
3)「出来るだけ無駄なお金をかけない」
安く買えるものを高く買わない。これ重要。ヤフオクなどで、熱くなって定価の何十倍にもハネ上げちゃうのを何度も見ているけど、そういう人のコレクションは、見ても面白くない。
これらをバランスよく実践できている人の事を言うのではないかと思っている。
コレクションというのは、買い揃えるものが多いので、どうしても資金力がものを言う場合が多い。
そして、モノが溜まっていくので、それを収めておく場所も必要になってくる。
その、アンチテーゼ的な考え方として、エアコレクションというようなものもあるが、一般的にコレクターは財力が無いと厳しい面があるのは事実だ。
だからこそ、なるべくお金を掛けないで集める努力が必要なのだし、集めたものを分析し、管理し、モノに対して最大の敬意を払う。そういう人が一流だと思うし、我々はそこを目指すべきだと思う。
集めたものを、ただ仕舞っておく、というのもコレクション的には如何なものかと思う。
私のように、集める行為そのものに魅力を感じるタイプは別として、集めたものを眺めることに快感を感じるのであれば、集めたものは全て飾るべきだ。そう出来ないのは収納スペースの問題だけなのであって、要するに、自分の箱に収まり切れないだけモノを集めてしまったという、ある意味バランスの悪いコレクションをやっている、という事になるのではないかと思っている。それは決して一流のやり方とは言えない。
「家に飾れないんなら、専用の博物館を建てればいいじゃない」
と、思ったりする。一流を名乗るんなら、それくらい出来ないとね。
その意味で、前述の、
「コレクションを飾っておけるうちは二流」
という言葉に対しては、
「コレクションを全て飾っておく場所が確保できないうちは二流」
という皮肉で返したい。
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