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「1984年のUWF」と、「証言UWF最後の真実」(その2)
今年はじめに刊行されて物議を醸した「1984年のUWF」。
そして、最近刊行された「証言UWF 最後の真実」。
この2冊を続けて読んでみました。

今日は、「証言UWF 最後の真実」です。

昨日レビューした、「1984年のUWF」への反論という事になっていますが、各関係者へのインタビューをまとめた本となっていて、誰かの著作というわけではありません。これはノンフィクション小説ではなく、インタビュー集であり、ドキュメンタリーでもあります。

1984年のUWFが佐山聡サイドに立っての語りになっているのに対し、本書では佐山以外、特に前田日明を中心としたインタビューで構成されています。

第1章から前田のインタビューになっていますが、その前田がインタビュー記事の中でケチョンケチョンに貶した宮戸優光のインタビューが載っていたり、更科四郎やターザン山本などの胡散臭い連中と、新間寿らフィクサーの証言など、立場が変わると相反するコメントが幾つも並び、なかなか混沌としていて如何にもプロレスらしい攻防が続くのが興味深いです。

前田を筆頭に、藤原喜明、山崎一夫、中野巽耀(龍雄)、宮戸優光、安生洋二、船木誠勝、鈴木みのる、田村潔司、垣原賢人と、UWFを構成してきたレスラーたちのインタビューを収録しているのは、なかなかに圧巻です。但し、ここまで纏めておきながら、何故、佐山と高田のインタビューが収録できなかったか。それが残念です。

もう少し、「1984年のUWF」に対する反論が出ているかと思えばさにあらず、割と自由に言いたい放題言わせているのが、より一層混沌として、そこが面白く感じます。ただ、更科&杉山&山本の黒幕鼎談は頂けません。当時、真面目に週刊プロレスを読んでいた我々はバカだったのか。愚弄するのもいい加減にしろと思いました。ばらして良い事と、いけない事があります。彼らは書いてはいけない事を書き、それをバラしてしまった。最悪ですね。
尤も、私はターザン山本独特の表現である「信者」とか「密航」みたいな言い方に、皮膚感覚的な嫌悪感を感じていたので、さほど彼に踊らされた感はありません。写真のせいかもしれないですが、ターザン山本がまるで別人のような姿になっていて驚きました。

10人が語れば、10人が違う事を言う。それがUWFの特殊性を物語っていますが、中でも光るインタビューは、鈴木みのるのものでした。「前田は嫌いだった。でも全員の給料を立て替えていたのも前田だった。」年齢を重ねることで柔和した面もあると思いますが、鈴木の発言から垣間見える前田の姿は不器用そのもの。初期UWF時代の不器用なレスリングに通じるものがあります。
「過去の細かい出来事はプロレス辞めたら話しますよ」という事は、「最後の真実」ではないわけですね、鈴木君。

一方、船木の発言にはまだまだ言えない事があるようなイメージを抱きました。1984年のUWF冒頭で語られた高田戦の事には全く触れていません。私なんかはあれこそが新生UWFの分岐点と思っていたくらいの試合なのですが、全く触れようとしていない。まだまだ言えない事がたくさんあるという事でしょうか。

田村潔司の発言も大変興味深いものがあります。前田に病院送りにされた田村。そこから見えるのも不器用な前田の姿です。

「A」という真実があって、それは「B」から見れば「B」にしか見えず、「C」から見れば「C」になってしまう。「B」と「C」を足せば「A」に戻るかといえば、そんなことは無く、そこに「D」が現れてしまう。そんな本になっています。予備知識があっても、真実の「A」に辿り着くのは困難でしょう。

現在では、「UWFの真実」とは「D」の事だと思われています。未だに「A」に辿り着いたマスコミは無いし、我々ファンも「D」を真実にして良いと思っている節があります。

「1984年のUWF」が書いた内容は、「A」ではありませんが、「D」でもありません。「A」が我々の前に姿を現すことは、もう無いと思われますが、いつか、佐山、前田、藤原、高田、山崎が揃った時に、第一次UWFの「A」が現れるのでしょうか?いや、「A」という真実は、やはり五人五様であり、見る者によって赤にも青にも見える多面体、という事で良いのかもしれません。

「最後の真実」と謳うのであれば、佐山、高田のインタビューも掲載すべきだと思いますし、我々古いファンとしては、木戸修やマッハ隼人の証言も聞いてみたいところです。残念ながら他界したラッシャー木村や剛竜馬へのインタビューは叶いませんが、彼らがUWFに対してどういうイメージを抱いていたかは、一度聞いてみたかった気がします。

第一次UWFから30年以上の月日が流れてもなお、大きなしこりとわだかまりが残っている事は、残念でなりませんが、それだけ当事者は全てを賭けていた、と言って良いのではないでしょうか。

私は今やプロレスには興味を持っていませんが、UWFという異色のプロレスが好きで、それを生で鑑賞出来、ひとつの時代を生身で体験出来たことは、大変良かったと思っています。


 
| 【本】 | 09:35 | comments(0)
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