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1980年のマグマ大使

NHKの朝ドラ「半分、青い」で、1980年という時代設定なのに主人公が「マグマ大使」の真似をしていたシーンが出てきて物議を醸しているらしい。

***

※)ちょっと誤解を生みそうなので、書き足しておくが、ワタシはここでマグマ大使が出てきたことを非難する気はない。むしろマグマ大使という言葉がトレンドに上がって来て嬉しいくらいである。ここでは、じゃあ、何だったらみんな文句を言わなかったのかな?という事をちょっと考えてみたい、という好奇心から書いているだけの事なので、朝ドラ批判ではないことを書き添えておく。

***

マグマ大使は1966年の作品で、ウルトラマンと並んで第一次怪獣ブームの立役者であった。リアル世代の我々は、かなり熱中したものであったが、その後も何回も再放送されて、図鑑なども出版されて安定した人気を持続していくウルトラマンに対して、ストーリーが連続ものであり、怪獣の造形レベルが今ひとつで子供にはあまりウケなかったマグマ大使は、どちらかといえば比較的早く消えて行った特撮番組と言える。

何回か再放送もあったが、連続ストーリーなのと、毎回新しい怪獣が出てくるわけではないので、ウルトラマンと比べて翌日の話題にしづらく、また、主人公が変身するのではなく、笛でマグマ大使を呼ぶというシチュエーションが、怪獣ゴッコには向いていなかったので、本放送以外で人気を博したという記憶はない。

本放送時代も、笛を3回吹いたらマグマ大使が来る、というギミックのみが人気になっていたので、そのシーンを真似たり、ロケットに変身する所を真似たり、母親のストッキングを被って人間モドキの真似をしたりすることはあったが、いずれも一発ギャグ的なものであって、ウルトラマンごっこ、仮面ライダーごっこのような面白さは全く無かった。

このように子供心に、熱中しやすい構成では無かったために、怪獣モノの中では比較的早く廃れた番組であった。単独の怪獣図鑑のようなものは殆どリリースされず、出てくる怪獣も造形が今ひとつで、そのあたりもウルトラマンと比較すると見劣りがした。

「マグマ大使のジギラ」と言って、その造形や属性をすぐに思い浮かべられる人は、そういないだろう。「ウルトラマンのスカイドン」と言えば、そのキャラクターやメガトン怪獣という設定がすぐに思い浮かぶのとは全く違う。

従って、1980年にマグマ大使を見て、それが局所的であったとしてもブームになった可能性は極めて低かっただろう。だからと言って、この脚本はおかしいとは思わない。まあ、脚本家(北川悦吏子)は私と同年代なので、あのころの女子はマグマ大使が好きだった子が多かった。他の特撮に比べて、主役のマモル君(のちにフォーリーブスに入る江木俊夫)が可愛かったし、お父さん(岡田真澄)のカッコよさは他の特撮番組と比べて突出していた。

では、1980年の子供番組事情はどうだったのだろうか?という事を検証してみたい。

まず、当時のテレビ事情を振り返ってみよう。

今のようにBDやDVDはおろか、家庭用ビデオすら普及していない時代であった。テレビの無い家庭はほとんど無くなっていたと思うが、一家に一台。録画ができないから「チャンネル権」というモノが存在していて、テレビを見る権利は、その「チャンネル権者」に委ねられていた。

我が家に照らして言えば、夕方から19時台は子供、20時以降は大人(主に父親)にチャンネル権があった。

我が家は野球を見る家ではなかったので、比較的19時台は子供に有利であったが、野球好きの父親のいる家では19時からチャンネル権は父親にあり、シーズン中はほとんど野球中継を見ていたので、同時間帯のアニメや特撮は見せて貰えなかった人たちも多かった。

ただし、再放送の多い夕方4時から6時の時間帯は、子供がチャンネル権を握っていることが多く、かつ、帯で毎日放送しているので、比較的熱中しやすいという事はあった。
一方でこの時間帯は、時代劇や刑事ドラマの再放送時間帯でもあり、そこに特撮が食い込むとすれば、5時から30分。テレビ神奈川、千葉テレビなどの地方局の可能性が多い。

だが、この時間帯には「夕焼けロンちゃん」という子供向けワイドショー番組があった。この中で放送されていた特撮は「ウルトラファイト」。ウルトラマンシリーズの対決場面だけを抽出して、プロレス風のアナウンスを付けた番組である。工事現場とかで、アトラクション用のボロい着ぐるみを使って撮影した安易なものもあったが、これが何故か子供たちに大受けしていたものであった。この時代の怪獣番組っていえば、まずウルトラファイトだと思うのだけれども。

それはさておき、地域性のある再放送はひとまず除いて、本放送だけに絞って考えてみる。なお、時間帯は関東地区のテレビ番組を想定しているので、その点ご了承願いたい。なおテレ東は残念ながら資料不足で割愛した。

18時から19時台の番組をチョイスする。(ニュース番組を除く)

日曜日

NHK レッツゴーヤング/お笑いオンステージ
日テレ びっくり日本新記録/すばらしい世界旅行
TBS ヤングOh!Oh!/アップダウンクイズ
フジ 科学忍者隊ガッチャマンF/サザエさん/燃えろアーサー/トムソーヤの冒険
テレ朝 ヒントでピント

月曜日

NHK プリンプリン物語/ウルトラアイ(特撮番組に非ずw)
日テレ ルパン三世2/本物は誰だ?!
TBS クイズ100人に聞きました/人生ゲームハイ&ロー
フジ 釣りキチ三平/クイズグランプリ/スター千一夜
テレ朝 花よめは16歳/一休さん

火曜日

NHK プリンプリン物語/ニルスのふしぎな旅
日テレ スターアクション/それは秘密です!!
TBS ザ・チャンス!/ぴったしカンカン
フジ サザエさん/クイズグランプリ/スター千一夜
テレ朝 ドラえもん/人気アニメ大行進

水曜日

NHK プリンプリン物語/連想ゲーム
日テレ ベルサイユのばら/謎のカーテン
TBS ウルトラマン80/愛LOVEナッキー
フジ がんばれ元気/クイズグランプリ/スター千一夜
テレ朝 ドラえもん/霊感ヤマカン第六感/水曜スペシャル

木曜日

NHK プリンプリン物語/脱線問答
日テレ 驚異の世界/木曜スペシャル
TBS たのきん全力投球!/ケンちゃんチャコちゃん
フジ 銀河鉄道999/クイズグランプリ/スター千一夜
テレ朝 ドラえもん/クイズ・タイムショック/三枝の国盗りゲーム

金曜日

NHK プリンプリン物語/ゲーム・ホントにホント?
日テレ ムーの白鯨/新・スターに挑戦/カックラキン大放送!!
TBS 仮面ライダー(スカイライダー)/野生の王国
フジ 正解のないクイズ/クイズグランプリ/スター千一夜
テレ朝 ドラえもん/魔法少女ララベル/燃えろアタック

土曜日

NHK アトランティスから来た男/大草原の小さな家
日テレ 全日本プロレス中継/お笑いエース登場/宇宙戦艦ヤマト2
TBS 料理天国/まんが日本昔ばなし/クイズダービー
フジ お笑い大集合/タイムパトロール隊オタスケマン/Xボンバー/ズバリ!当てましょう
テレ朝 電子戦隊デンジマン/ドラえもん/サウンドメッセージ/男!あばれはっちゃく

いやー、懐かしい番組ばかりで思わず横道に逸れそうになってしまうw

驚くのは、クイズ、ゲーム系の番組が物凄く多い事だ。ほぼ毎日、クイズ番組ばかりである。特撮はウルトラマン80、仮面ライダー、デンジマンの3番組のみ。特撮冬の時代なのである。

特筆すべきは、フジ土曜日のXボンバー。永井豪原作の特撮人形劇。覚えている人は、まずいないでしょう。

この時代でやるなら、ドラえもんか、銀河鉄道999あたりが良かったかもね。ゴダイゴの主題歌もヒットしたしね。



 

| 【映画・テレビ】 | 11:33 | comments(0)
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