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幡野広志さんの文章を読む。
写真家であり、狩猟家でもある、幡野広志さんの写真展が終わった。
「写真や狩猟以外のこと」で話題になっている幡野さんであるが、それについては敢えて言及しない。


で、その彼が「写真展が終わって」と題して書いたnoteが、非常に印象的であった。考えさせられるキイワードがたくさん並んでいる。久しぶりに、たっぷりと読み込み、色々な思いに馳せた文章であった。興味と時間のあるかたには、是非一読をお勧めしたい。

https://note.mu/hatanohiroshi/n/n1f8563feba4b


「知らないことを嘲笑するのではなく、教えてあげればいいのだ。僕は知識マウンティングにはもううんざり。」


今のSNSを見ていて強く感じる事だが、本当に知識マウンティングしてくる人が多い。それも以前は、いわゆる「教えてちゃん」に対して「ググレカス」と突き放すことが多かったのだが、まず、「教えてちゃん」が激減している。安易にググれるようになった結果、ネットの知識だけで知ったようになり、それを吹聴する人がとても多くなっているのだ。

従って、何か知らない人が勘違い発言をすると、「それは違いますよ」というのではなく、「こんなことも分からないのかググレカス」みたいな言い方になってきているのだ。ところが、その人の知識はウィキペディアに書いてあることの受け売りなので、元のウィキペディアが間違っているとおりの説明をしたりする。そこを指摘すると逆切れしてくる。みたいな流れが多くて、本当にウンザリする。

或いは、聞いてもいないのにいきなり「〇〇は▲▲なんです!このくらい常識です」みたいなマウンティングをしてくる。冗談めいて書いた事に、「それは違います」なんてマジレスしてくる痛い人も多いし、読解力が無い故に、とんでもない勘違いをしてマウンティングしてくる人が如何に多いことか。

これって何なんだろうなあ?

知識的に上位に立つことで、優越感を得るということなんだろうか。ウィキペディアで得たにわか知識を披露して何が楽しいんだろうね?とにかく、そういう人が多いのには困ったもんだ。


「日常的に肉を食べているのに狩猟や屠殺を批難するワガママボディーの存在だった。」


ベジタリアンでもないのに、狩猟や屠殺(どうでもいいけど屠殺が一回で変換できないFEPって何なんだよ)を非難する人はとても多い。いきなりステーキは喜んで食べるのに、牛を殺すなんて可哀想と平気で言う。
自分が食べている肉がどういう工程で生産されているのか理解できていないのだろう。いや、理解する必要を感じていないのだ。想像力の欠如でもあるし、興味のない事に関心がないだけでなく、そういう知識を受け入れようとしない。一旦信じた事は嘘でも信じ込んでしまう。だから、放射脳とか原発ガー、フクシマガー、みたいな人間になってしまうのだな。こういう人たちも目立つようになってきた。ハッキリ言って、人間が劣化してきているとしか思えない。


「写真…というよりもカメラに関心が高い層が訪れることが多いので、カメラは何を使っているのですか?撮影方法は?プリンターは?という聞かれて一番つまらない質問の洪水で消耗させられた。」


あはは、友人にこのタイプがとても多いので苦笑するしかない。
官能的なヌード写真見ても、「周辺が流れてますね」とか「パープルフリンジ出てるの酷い」とか言う。そんなとこ見ないで、ちゃんとおっぱい見ろよ!!って言いたくなるよ。

これは、「表現者」ではない「撮影者」がアマチュアに多いという事でもある。「何を撮りたいか」ではなく、「オレの高いレンズはこんな風に解像するんだぜええ」というのを見せたいだけの写真。
アマチュアにはそういう写真を撮る人が物凄く多いのだね。だから、「表現者」の写真展を見ても、そこに何も感じることなく、機材やプリンタにしか興味を示さない。

まあ、ワタシもカメラ機材には興味があるし、そういう観点は否定しないから、ただただ苦笑するしかないんだが、確かに表現者にとっては「一番つまらない質問」なんだろうな、と思う。

ただし、厳しい事を言うならば、そんな人たちでも、まず見た途端に何か感じるような写真を撮りたいものである。一番詰まらない質問をされないような努力も重要だと思うのだ。永遠の課題でもある。


「写真を撮っている人ほど、写真を見るのが下手だったりする。そもそも写真を見せるのは難しい、同じ写真でも添える文章で見え方が180度変わるほど不安定なものだからだ。」


私は自分の拙い写真ブログでは、なるべくキャプションを入れないようにしている。文章が見かたを変えてしまうんだね。見た通りに感じて欲しいのなら、文章は最低限にすべきだと思うが、本当に見る人によって写真の印象が変わってしまうので、そこが面白いと思う反面、とても怖いことでもある。


「ネットでしつこく批難してきても、手間とお金を払ってまで批難しには来ないのだ。ネットの匿名性を利用してお気軽に相手を罵れるからこそ、しつこく批難してくる。」


ほんとこれ。気に入らない奴を叩くのはネットなら無料だからね。SNSは、他人を非難する文章を書くときには課金されるようにしたらいいと思うよ。金払ってまで批判するようなヤツはいないでしょう。

***

ひとつの文章で、これだけ色々な事を考えさせられることは、あまりない。それだけ幡野さんの感性が私に響く部分が多かったという事と、表現者として常に真摯に考えているからこそ出てくる文章なのだな、という事を痛感させられた。

私もこういう文章を書いていきたいものだと思う。

 
| 【写真】 | 09:43 | comments(0)
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