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路線バスで行く、庄内平野の旅???

転職からまる三ヶ月。ようやく落ち着いてきたので、どこか温泉でも入りに行こうという事になった。

混んでいるお盆の時期は避けて、狙いは月末の金・土。場所は山形県のあつみ温泉にしてみた。往復飛行機にして庄内空港を使うと時間に余裕があるので、鶴岡に出ればそれなりに観光もできる。

と、思っていたのだが、、、

旅行の一週間前くらいから、天気予報があまり芳しくなく、雨模様。
そして3日前には前線が発達して大雨の予想となってしまった。

私は比較的晴れ男なのであるが、今回ばかりは如何ともしがたい。

遂に前日になり、搭乗する予定の飛行機が条件付き(雷が酷いので、場合によっては羽田に引き返す)となってしまい、予定変更を余儀なくされてしまった。

そのままギャンブルで明日の飛行機に乗ってもいいのだが、万が一引き返す事になったらせっかくの休みが台無しになる。そこでリスク回避して陸路を行くことを検討。

一番有効なのは上越新幹線で新潟に出て、羽越本線で、あつみ温泉まで行くルートだが、頼みの羽越本線が日本一風雨に弱い路線と来ていて、飛行機より先に全線運休となってしまった。

山形新幹線も、山形以北が運休となっている。

残されたルートは、山形まで新幹線で行き、そこから山形道を使って鶴岡経由であつみ温泉に行くという道だけ。

山形−鶴岡間は路線の高速バスが出ているのだが、最悪はレンタカーでもいいや、という事で方針決定。この手の決断は意外と早い雀坊家である。

**

8月29日(金)

起床後、情報を収集してみると、やはり羽越本線は全線運休。飛行機は条件付きだが飛ぶ模様。新幹線は山形まで。予定どおり、まずは山形新幹線に乗車する。

8時過ぎに家を出て、自宅から最寄り駅まで歩き、立川で特急あずさに乗り換えて東京駅へ。お弁当などを買いこみ、10時ちょうど発の、山形新幹線つばさに乗車。流石に乗車率は低い。



福島を出たあたりでお昼ご飯。妻は上野弁当。私は牛肉&海鮮どまん中。海鮮どまん中は初めて食べた。イクラとシャケとカニ。まあ、こんなものか。やっぱりどまん中は牛肉に限る。醤油と塩のペアが最強であろう。



そうこうしているうちに、山形到着。定刻12時44分であった。ここから高速バスに乗る。山交のバスセンターまで歩き、バス乗車。20人くらい乗ってきた。平日昼の高速バスとしては、まあまあの乗車率ではないだろうか。観光風の客は我々含めて半分くらい。



そうそう、搭乗予定だった飛行機は5分遅れで無事に離陸し、庄内空港にも着陸出来ていた。とんだ取り越し苦労だったが、ヒヤヒヤしながら飛行機に乗るのは、どうにも好きではないのでね。

途中、工事で片側通行などのため、多少の遅れはあったが、ほぼ予定どおり15時過ぎに鶴岡到着。

さて、問題はここからだ。とりあえず鶴岡駅に行ってみる。羽越本線は動き出したようだが、相当の遅れが見込まれる。あつみ温泉へ行く上りの特急が1時間後に発車するようで、それまで待つかどうか悩んでいたら、遅れている普通列車が到着するとのこと。急いで切符を買って、上りの普通列車に飛び乗った。



とりあえず一息ついて宿に連絡。駅に着いたら電話をくれれば迎えに来てくれるとの事。大変ありがたい。

列車はかなりスピードを落としながらののんびり運転。客は我々以外に2〜3人しかいない。途中、車掌さんが来て行先を聞かれる。あと1時間くらいかかりそうですと言われるが、こちらは急ぐ旅でもないので全く問題なし。その後も何気に気を使って頂き、とても好感度の高い車掌さんであった。

結局16時20分ごろに、あつみ温泉駅に到着。物凄い雨だ。宿に連絡して迎えに来て貰い、16時40分くらいに宿到着!波乱万丈の一日であった。

宿に入って一息ついて露天風呂。雨が凄いが屋根付きなので、何とか凌げる。



夕食は部屋食で、可愛らしい仲居さんが配膳してくれて大満足(笑)



物凄い量でお腹も大満足。粉ものは、もう少し少なくても良かったかなあ?





お酒は地元の「初孫 魔斬」。飲みやすくて良いお酒でした。お土産にもう一本買いました。



山形牛のステーキと鮑の踊り焼。これだけで充分。





流石は米どころ。ご飯が美味しいかったのですが、ご飯を堪能するためにも、粉っぽい料理は控えめにしてくれたほうが良かったかも。でも、全部平らげた(笑)

夕食後、もう一度風呂に入って就寝。流石にくたびれたが、夜中に目が覚めてしまったので、また露天風呂に入る。この頃にはもう雨が上がっていて、なかなか風流な夜の露天風呂であった。雨上がりなので虫もいなくて快適。

***

9月1日(土)

朝ごはんはバイキング。昨晩あれだけ食ったのにまた食う。芋煮汁、だしなど、山形料理がおいしい。



さて、朝ごはんの後、本日の計画を練り直す。やはり羽越本線の特急が動いていない。ただ、運休なのは午前中だけのようだ。

そこで、我々は、あつみ温泉から鶴岡まで、路線バスに乗ることにした。10時13分発で約1時間半、バスに揺られて羽越本線沿線をゆっくり走る。まるでテレ東の路線バスの旅のようであった。



乗客は、温泉を出るまでは我々と、同じく旅行風の女性3人組だけであったが、途中から地元の爺ちゃん婆ちゃんが結構乗ってきた。海沿いを走るので、左側に座っていると眺めが良い。しかも、このあたりは奇岩だらけでとても面白い。思わず、ブラタモリで放送したら面白いのに、とか思ってしまった。タモリさん大満足に間違いない絶景の連続。



1時間半、退屈もせずに鶴岡入り。致道博物館前で下車し、博物館へ。ここには6棟の古い建築物を移築して、全て中まで閲覧できるようになっている。東京で言う、江戸東京たてもの園みたいなヤツね。



残念ながら幾つかの建物は補修中だったが、旧鶴岡警察署庁舎は修復出来たばかりで、まだペンキの匂いが残っていた。

資料館には、丁度太河ドラマに合わせて西郷隆盛由来の品々の展示。山形で何故西郷さん?と思うかもしれないが、戊辰戦争で最後まで戦った庄内藩と西郷隆盛の因縁は意外と深いのだそうだ。敗戦後の処分で西郷隆盛から寛大な処遇を受けた事に恩を感じる人たちが多かったとのこと。

日本人は、あまり幕末の歴史を勉強していないので、明治維新は無血革命みたいなイメージを持っている人が多いと思うが、鳥羽伏見の戦いから戊辰戦争を経て、維新後の西南戦争まで、幕末から明治初期の間には多くの内乱があったのだ。「江戸城無血開城」のイメージが強すぎるんだろうか。

閑話休題。その、「西郷どん」人気にあやかってか、平日にも関わらず、結構な見物客が入っていた。

もう、これで充分な感じであったが、近くの大宝館、鶴岡カトリック教会天主堂にも行ってみた。



教会では、結婚式の準備で大忙しという感じだったので、内部の写真を撮っていないのだが、日本にここだけしかないという「黒い聖母」を間近で見ることが出来た。

明治時代の建物で、洋風な建築なのだが、礼拝堂は畳敷き。結婚式の準備でパイプ椅子を並べている途中だった。邪魔にならないように拝観して、僅かながらの献金をして退散。
観光を済ますと腹が減る。再び路線バスに乗って駅に向かい、帰りの電車の調査。
幸いにも、上り特急いなほ号が動いていたので、これに乗って新潟に出る事にする。
1時間ほど余裕が出来たので、駅前で昼ごはん。



駅前のビルの中に「鶴岡バル」というオープンスペースのフードコートがあり、ここで遅めの昼食。天丼を頂いた。やっぱりご飯が美味しいねえ。

隣のビルの土産物屋でお土産を買って、特急いなほに乗り込む。



大雨の影響で、途中徐行運転などもあったが、25分遅れで新潟に到着。帰りの駅弁を買って、上越新幹線に乗り込んだが、天丼のおかげで全くお腹が空かず、そのまま帰宅。

殆ど電車とバスで移動しまくりの旅であったが、二日目には充分な観光も出来たし、飛行機でサクッと行ってサクッと帰るよりは印象に残った楽しい旅であった。


 

| 【旅】 | 14:07 | comments(1)
コメント
羽越本線を奥羽本線と間違えまくっていたので全部訂正w
あと、駅から宿まで20分のところを1時間20分と書いてしまったのも訂正w

| 雀坊。 | 2018/09/03 10:02 PM |
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